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ババユウキ 昇段への道 1
みなさん、こんにちは。
けやき薬局の馬場(き)です。
東原編集長とハシモトさんの悪ノリで、私の趣味の「居合道」について書けという指令をいただきました。編集会議で「六段に3回落ちたんですよーハハハ」と雑談していたら書くことになってしまい、恥の上塗りで不本意ながらお付き合いください。
そもそも「居合道」ってなに?
「居合」という単語はゲームにも出てきたりするので目にしたことのある方が多いと思いますけど、一応武道としての説明から始めます。
まず居合道は、日本刀を使った「型」を行う武道です。型は、刀を抜く動作から始まり、鞘へ納める所までを行うところが特徴です。剣道は刀を抜いた状態で「立合う」のに対して、刀が鞘に入った状態で「居合わせる」所からスタートする点が異なります。
居合道(いあいどう)とは、古武道の居合術を現代武道化したものである。
形の演武による試合形式を本旨として、段級位制を取るが、それらを除けば、思想的・技術的な面からして、「居合道」と「居合術」の境界は明確には存在しない。
あと、居合には色々な団体があるのですが、全日本剣道連盟の居合道部会(所属としてはその下部団体の都道府県剣道連盟の居合道部会)という団体が一番規模が大きく、私もそこに所属しています。ちなみに剣道連盟は居合道の他、杖道という武道も管轄しています。
「段」ってなに?
囲碁や将棋、剣道、柔道、弓道などで目にする、いわゆる段級位制で、その種目の技量などを評価・明示するための等級制度です。初段~八段まであり、八段が一番上位(上手い人)です。
全日本剣道連盟では、六段以上は全国審査で年2‐3回審査会が開催されています。
なぜ居合道をしているのか?
突然私の趣味の話をされても意味不明だと思いますので、わかるように話の筋を追いながら進めます。まず居合道との出会いは、大学生だった19歳のときです。
21年前の大学1年生の年度末、後期のテスト日程を間違って把握していた私は、1日目のテストを丸々すっぽかしてしまうという事件を起こしました。その結果、とある科目で「E」判定(再履修・一発留年)を受領。翌年度、2回目の1年生を行う羽目になったのです(現在は、E判定はなくなったらしい)。
留年したことのある方は分かると思いますが、留年した年度は凄まじく暇です…。だって、1年間で履修すべき単位が自分が落とした分しかないんですもの(単位の先取りも出来るけど、したところで年数は変わらないので、そんなメンドクサイことは誰もしないよね)。
(暇だから)新しいことを始めようと思った
志縁塾という研修会社で今でいう長期インターンシップをさせてもらったり、良く分からないお手伝いを色々したり、灰吹屋というドラッグストアでバイトをしたり、大学のバスケのサークルで運動をしたりはしていましたが、如何せん留年生は暇です。
会津に引っ越してくる小4までは剣道をしていたし、そういえば「居合道という武道があるんだぞ」と昔友達に聞いた覚えもあるし、新しいことをやってみようと思い、ある日思い立って居合道をやっている道場に突撃してみることにしました(思いつきで動くのは今も変わらない)。
近くの道場の場所は、武道具屋さんに教えてもらいました。
気がつけば20年
稽古をしたら楽しかったらしくそのまま入門してハマってしまい、厳しいけど優しいユーモラスな先生(師匠)と親切な諸先輩方に囲まれて、大学生の頃は週2-3回稽古に通っていました(道場での稽古の他、先生が師範を務める大学の居合道部へ出稽古に行ったりしてました)。
社会人になってからも稽古は続けており、職場 から徒歩数分の所に先生の出身道場(2015年に閉館)があった事もあって、そちらにも通い、むしろ学生の頃より稽古頻度が増えるような状況でした。
会津に帰って来てからは、会津若松市公園緑地協会の「年間利用券」という「開いている時間に使ってよい」オトクな仕組みを利用して武徳殿の空白の時間に一人稽古をし、1-2か月に1回先生の所へ通って指導を受けるみたいなことを続けています(2013年からなので、はや12年…)。
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(もし居合道に興味を持った方がいれば)
私は未だに東京の所属なので福島県の居合道事情は良く分からないですけど、会津若松市内はあんまり盛んじゃないようです。若松以外では会津地方に何か所かあるようなので、ネットで出てくる以下のページから問い合わせてみて下さい。(会津坂下剣友会居合道部って書いてありました)
なぜ3回も落ちたのか?
長々経緯を説明させていただいたので、六段審査に落ちたという話に戻ります。一応「居合ナンテシランガナ」という方向けに、私が一人稽古時に撮影して先生に送っている動画をサンプルとして置いておきます(全日本剣道連盟制定居合の「前」という型です)。
審査なので、もちろん段審査の要求事項に満たなかったので落ちたんだと思うんですけど、自分なりに考えた原因についても書いてみます。(ダレトク?)
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理由1:「ピッ」としてない
みなさんご存じの通り、普段の私はぬぼーっとしておりキリっとしている感があまりありません…、居合道の演武でも同じでなんとなくぬぼーっとしてしまい、イマイチ「ピッ」としないんです…「ピッ」としている同じ道場の後輩は、1回目の受審で合格していたんですよね。
社内で「OSO-18🐻」と呼ばれることもある通り、私でもたまにキリっとする瞬間があるので、そういった心持ちをいかにコントロールするかがポイントのように感じています。「風格・品位」って難しいなぁ。
理由2:全日本剣道連盟制定居合の理解不足
居合道の段審査は、全日本剣道連盟制定居合という型を7本抜いて行うのですが、引きこもって講習会などに参加していなかったツケで、イマイチ理解が出来ていませんでした…。業の理合を理解し、正確に行わないと合格基準を満たすはずもないので、まじめに取り組みたいと思います。(講習会も参加するようにしました)
理由3:姿勢と荷重コントロールのまずさ
呼吸、腹、腰といった単語を良く武道では使うのですが、そういった概念の理解・体得が不十分だったため、グラついたり姿勢が悪かったり、荷重が前のめりになって腰が上下したりしていました。(居合道的には、姿勢よく、身体はビシッと決まった方がよい)この辺は何となく理解が出来てきたので、引き続き日常でも意識したいですね。
理由4:あがり症
40のオッサンにも関わらず、恥ずかしながら緊張しぃの「あがり症」なので、人前で何かやるのは苦手です。まぁ、そうも言っていられないのでやるんですけど、人前に出ると上がってどうしても肩に力が入ります。慣れで解消することも多いので、なるべく人前に出ればなんとかなるのかな。
以上4つほど主だった原因を上げましたが、仕事と同じで対策を立てて、地道に潰して(対策して)いくしかないんですよね…
まとめ
以上、私の趣味?ライフワーク?の居合道について、触れてみました。手前みそではありますけど、仕事以外に打ち込めることがあるのは良い事だと思っていますので、ぜひみなさんも何か追い求めてください。
今後の予定
3月にも京都で審査があるのですが、さすがに会津若松からは遠くて大変なのでパス。その次は、6月に茨城県土浦市で審査会が開催されるようなので、希望休を取って受審してきたいと思います。
おまけ
この記事を読んで武道が気になったり、子供に習わせてみようかしらとチラッとでも思った、あなた!(いるのか?)
まずは、身近に環境が整っている剣道から初めてみてははどうでしょうか? 特に子供の場合は、相手がいて集中しやすいのでお勧めです。(親も一緒にできるよ)
月・水・金に武徳殿で剣道がやっていますよ。
18:30-20:00 子供(会津白虎剣士会)
20:00-21:00 大人(福島県剣道連盟若松支部)
ちなみに 薬剤師のアンザイ君 は、二中の剣道部で白虎剣士会のOBらしいですよー
編集長案では、2か月後も書くらしいんですけど需要あるのかなぁ…