いじられアンザイの病院→薬局転職体験記 ~1年生き延びたよ~
みなさん、こんにちは。
けやき薬局のいじられ担当アンザイです。
2024年1月1日に入社なのですけど、「1年経過してみてどーよ?ってことで、記事にしてねー」と社長(以下、ゆうきさん)から指示をいただいたので、この一年で感じた所感を記事にしてみようと思います。
転職から早1年
しかしアレですね!ほんと、1年ってあっと言う間でした。1年前は入職前にも関わらずいきなり忘年会に参加させていただき、高額景品である電動歯ブラシをGetして大喜びしていたのがなつかしいです。
ちなみに今年の景品は炭せっけんでした。箱の大きさからAirPodsを期待していたのですが、2年連続高額景品Getならず…
では、気を取り直して以下3点でお伝えしようと思います。
① 病院と薬局の違いを感じたポイント
② 入職して活躍できたポイント
③ アンザイのQOL爆上がり
① 病院と薬局のちがいを感じたポイント
1. ナラティブの概念の重要さ
薬局ってカルテが無いんですよ(いや、当たり前やん)。
病院薬剤師時代はカルテで客観的情報をゴリゴリに得て仕事をしていました。医師のサマリ、検査値、看護記録などを精査してから、薬物治療を組み立ててゆくので、EBMに軸足が置かれているイメージですね。
薬局はどちらかといえば、患者さんの主訴、処方記録から思考を巡らせていく感覚です。患者さんの illness(やまい・患者の主観的な状態) が介在する部分が大きくて、PCCM(患者中心の医療)やNBMの概念を以前よりも取り入れて仕事しています。
10年以上カルテありきの仕事に染まっていたので、無意識のうちにO情報頼りな介入になっていたのかもしれませんね。「カルテ情報無しにどうやって介入したら正解なん?」って漠然とした不安を抱えていた時期に、ゆうきさんから患者中心の医療などの概念を丁寧に教えていただいて、戸惑いを解消することが出来た点、とても感謝しております。
こういうやわらか頭な思考回路を持てるのならばと思い、ゆうきさんから勧められるままに「日本プライマリ・ケア学会」へ(会社の補助を使って)入会しました。エビデンスとナラティブの良いとこどりが出来る、懐の広い薬局薬剤師になれるようにガンバリマス。
2. 薬剤師がとれる算定多い
病院薬剤師時代はそもそも算定の種類自体が多くないので、ちょっと覚えておけばOKでしたが、保険薬局は薬剤師の行動で算定できる加算の種類が多いですね。薬局薬剤師の経験が無かった自分としては、算定要件の文面だけみてもイメージがわきにくいのが正直な感想です。
自分としても算定に疎い自分から脱却するというのは重要な課題だと思っていますので、業務中にOJTしながら、身につけていきたい所存です。
こみやーランドへようこそ!ハハッ!(裏声)
(※かなりぶっ飛んだ記事なので、シートベルトは確実に装着ください)
② 入職して活躍出来たポイント
1. 無菌室プロジェクト
入職前から打診されていたプロジェクトとして、シンひのき薬局の無菌調剤室の運用があります。
主に各種マニュアル作成、無菌操作手技のレクチャーを担当しています。先日、ハシモトさん、イシカワさんのバックアップもあり、初回の練習会を完了することが出来ました。思ったよりも好評をいただいたようなので、内容をブラッシュアップしながら定期開催して、グループ全体で無菌操作手技のレベルアップをしていければと思います。
軟膏練るのが下手くそ過ぎて、実家に帰ってバターパンでも食べていた方が良いのでは…という気持ちになっていましたが、混注手技のレクチャーで挽回できて内心ホッとしています… ところでバターパンの存在意義って…(川野さんのパクリ)。
ちなみにイシカワさんは、筋トレのあまり肩関節可動域が狭くなり、自力でガウンのヒモを結べなくなってました。なんか会うたびにデカくなってない?
2. がん関連の相談
スタッフの方や患者さんから、がん関連の相談を受けることが定期的にあります。病院時代にがん化学療法を勉強してきた経験を、現在の職場でシェア出来ていることは嬉しいことです。
今後は少しずつがんに関する勉強会なんかも行えたらと考えています。範囲が広いので各回テーマを絞って、『内服抗癌剤の監査ポイント』とか『免疫チェックポイント阻害薬を学ぼう』などのタイトルを付けて定期開催できればと企んでいる次第です。
③ アンザイのQOL爆上がり
先にお断りしておきますが、病院薬剤師の働き方をけなしているわけでは無いのであしからず。
自験例でありますが、アンザイ自身の病院時代は残業も多く、夜勤や当番も頻繁でした。GWもお盆も正月も当番や宿直があるので、連休らしい休日はほとんど無かったのが実際です(ジコケンサン…という便利な言葉も横行していたような、しなかったような…モゴモゴ)。
なかなか遠出も出来ず、家族にはかなり我慢をしてもらっていた部分がありました(独身時代は仕事さえしてれば満足な部分がありましたが、家庭を持つと様々な物事の優先順位がガラリと変わるもんです)。
転職後は速やかに帰宅して、息子をお風呂に入れるのが日課です(癒しの時間)。そして、社会人生活初のGWや正月を満喫しています。家族とゆっくり過ごせる時間があるのは本当に良い(しみじみ)。
人生初のリフレッシュ休暇
人生初のリフレッシュ休暇では、家族で四国へ4泊5日の旅行に行きました。リフレッシュ休暇の取得も人生初だったのですが、家族を連れて遠くに旅行に行けることがうれしすぎて、フライト前からニヤニヤが止まらなくて…完全にお巡りさん案件の不審者状態でした。
そして、四国水族館ではしゃぐ息子の図(かわいい)
今でも旅行の時の写真を見返してニヤニヤしています(完全に気持ち悪い人でしかない)。
おわりに
オープン社内報ですので、記事を読んでくださっている方の中には社外の病院薬剤師さんもいるかもしれません。病院から薬局へ転職する勇気が出ない方は多いと思いますが、大丈夫です。一歩踏み出してみれば、様々な変化があって、きっと楽しむことができると思います。
またここからの12年、楽しみながら成長していきたいですし、自分が発信できることはオープンシェアして会社の利益になれるように頑張りたいと思います!
愛すべき息子とのクリスマスパーティーの準備で忙しいので、この辺で失礼します!(クーリスマスが、今年もやーってくるー♪)