【薬剤師×筋トレ】筋トレをすれば、思考が変わる
みなさんこんにちは。ひのき薬局の石川です。
今回は「こだわり」についてお題をいただいたので、「筋トレ」について書こうと思います。
趣味は筋トレです。
突然ですが、私は社会人4年目くらいに筋トレを始め、現在4年くらい続けています。今は子供も生まれたこともあり、筋トレは週に1〜2回の頻度になりましたが、独身時代はハマりにハマって週に4〜6回ほどジムに通ってました。
また、もともとサプリメントなどを試すのが好きだったこともあり、筋トレを通じてサプリメントを買い漁っては飲む→数ヶ月試す→経過のチェックと健診で異常がないか確認する→他のを試すなど普通の人からすると意味不明なことを続けていました。
話そうと思えば専門的なことは話せますが、サプリの話も混ぜると誰にウケるかがわからないので「これから運動してみようかな?」と思ってる方に「ちょっと運動してみようかな?」と思える内容でまとめてみました。
なぜ筋トレ好きになったのか
社会人3~5年目くらいになると仕事にもある程度慣れて、オフの時間の使い方について考えるようになりませんか?
自分はその時小児科の門前の店舗で働いていましたが、急性期疾患ということもあり、繁忙期になるといつ業務が終わるか分からない日々を送っていました。子供を持つ親になった今となると業務時間を超えても診ていただけるクリニックや薬局には頭があがりません。。
しかしながら当時の若かりし自分は、
という完全に負のサイクルで業務をこなしていました。
当時の自分を知る先輩方に聞くとわかると思うのですが、とても反抗的でしたし、前向きに仕事をしていなかったので周りに迷惑をかけてばかりいました。自分が保護者として様子を見たら、怒るであろう典型的なダメ人間のそれです。
更に追い打ちをかけるように帰宅後に暴飲暴食を繰り返していたのでみるみるうちに体重が増えていきました(よくある話ではありますが、そういうのって皆さんありませんか?)
友人からの会心の一撃
今でも覚えていますが、友人と旅行に行って着替えている時に一言。
若いときは服が好きだったこともあり、体系が変わってもなんとか服装でごまかしてきました(太ると顔も浮腫むのでごまかしきれてない)。
でも、こういう時にバレますよね。
いやー本当にショックでした。太ったことに客観視できていない自分もダメなんですが、会津に帰宅後すぐにジムを調べて入会。当初は筋肥大ではなく、ダイエットを目的に通い始めました。
初めた当時は運動習慣もほとんどなく、最初はしんどいと思うことが多かったですが、まずは週に2回を1ヶ月、それが続けられたら週に3回を1ヶ月とスケジュールを組み、少しずつ達成できている自分を褒めながら地道に続け、いつの間にか筋トレが自分の中で習慣化されていきました。
筋トレして良かったこと
人によってそれぞれ違うとは思いますが、筋トレの良いところはやればやった分だけ自分に還元されることだと思います。本当にわかりやすい自己投資の一つだと思ってます。
目標設定が楽しくなる
トレーニングではRMという単位があります。RMとは、Repetition Maximumの略で日本語訳は「反復可能最大重量」です。 1RMは1回だけ持ち上げられる最大重量のことを指します。この重量をあげたいから〇〇を何回やろう、これを前にやったから今日は違う部位をやろうなど、クリアするために色々考えます。
自分の場合、筋トレ当初は恥ずかしながら懸垂すら1回もまともにできませんでした。ただその1回をクリアするために補助懸垂や機械で引く系の動作をひたすらやり込みました。それを繰り返し、1回、5回、10回と少しずつ記録を伸ばすことができました。
今となっては、背中のアップが懸垂でだいたい10回×5セットやったら他の背中の部位をやる。。が普通になりましたが、ハマった当時は数字の変化が楽しみでした。数字の変化が分かりやすく気軽に成功体験を積めるのが筋トレの良い部分かもしれません。
そして、30代になると若いときと異なり、体型も自分でコントロールしないと緩む一方です。現在は高頻度にジムには行けないですけど、子供から「お父さん、かっこいい」と言われたいがために、服装と体型が変わらないように頑張っています。
見た目とメンタリティが変わる
重量が変わるといつのまにか見た目も変わります。
見た目が変わると「自分自身が変わった!」と謎の自信がつきます。習慣化したらこっちのもんです。あとはPDCAぶん回してその繰り返しです。
ちなみに重量が変わると上司に何か言われても「力でねじ伏せるぞ」という謎のメンタルも生まれます。だいぶ昔ですが、疲れた時はテストステロン氏の本を読みつつ筋トレのモチベーションにしてました。
食事に関してもハンバーガーやカップラーメンなどジャンク系は食べなくなりました。お酒は好きなので飲みすぎることは今もあります(というか飲みながら書いてます)が、何か買う時は栄養表示やPFCを考えて買うのが当たり前になります。
継続できると食事にも意識が変わります。
結局自分の体は自分が食べたものに反映されると思ってます。ちょっとした日頃の積み重ねが大事。仕事でもそうですね。
また、ジムに通うと今日は疲れたから行かなくて良いかな?と思うことなんてざらです。むしろそれが毎回です。でもジムに行ったらやるしかありません。
ジムに行ったあとに行かなければ良かったって思う人はいないと思います(あれ?自分だけ?)。行ったら勝ちです。これを繰り返すと筋トレ以外でもとりあえずやってみようという精神が作られます。
仕事でも自分の経験を語ろう
そういえば薬剤師って、健康を語るのに自分の健康をないがしろにしていませんか?
仕事柄しょうがないかもしれませんけど、個人的に医療系の方々は意識が仕事に偏りがちな感じがしています。人の健康に携わることができる職業だとは思いますが、その知識や経験を相手にではなくもっと自分に向けてよいと思うんです。
病気になってから健康を考えるのではなく、未病をもっと考える
健康寿命を伸ばす努力をして、その経験を相手に伝える
そのほうが説得力ありませんか?
少なくとも自分はそうでありたいと思います。普段使用しているMusubiの健康アドバイスでも、食事や運動に関するものなんか嫌っていうほど伝えてますよね? それなのに自分がやらないのはあまり説得力がないとは思うんです。。
相手のために自分が犠牲になるのではなく、「こういうの良いですよ!」「こうしたら良いですよ!」と知識に加えて、経験を広げて伝えることができたら素敵じゃないでしょうか?
そして、体を動かす事への興味から、スポーツファーマシストも取得しました。笑
まとめ
以前の橋本さんの記事にも記載がありましたが、趣味を作ることはとても重要だと思います。仕事と家の往復だと疲れますしね。また、趣味で得た学びや経験は他のことにも活かすことができます。
どっぷりハマっているスノーボードもPDCAの塊です。リフトの待ち時間は自分の滑りの振り返りと上手な人の違いをひたすら考えてます。今は子育て中でシーズン中の回数を増やせないので、いかに効率的に上手くなるかを考えています。
しかし、オフトレもどんどん増やしたいですし、supやサーフィンもやってみたいです。時間と資金巡りどうしよう。。
皆さんもぜひスポーツジムへ
スポーツジムに通うというのは他から見たらハードルが高いと思うかもしれません。ただ、最近は利用者も増え、年齢層も高いし幅が広くなり行きやすくなってます。しかも始めたらあら不思議、辞めなければ一生続けられます。
基本的な筋肉の収縮と伸展動作を鍛えることで他のスポーツを行うときの身体の基礎を作ることができます。昔の自分のようにやらない理由を作りがちな方ほど、やってみるとメンタルが変わるのでおすすめです。
ぜひ、ちょっと身体を動かしたい方はスポーツジムに通い運動習慣を作ってみてはいかがでしょうか?