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miiveを使いたい私が、まだmiiveを導入していない5つの理由(+3つのお悩みポイント)

みなさん、こんにちは。
けやき薬局の馬場(き)です。

突然ですが「miive(ミーブ)」 という福利厚生サービスをご存知でしょうか?

VISAクレジットカードの決済の仕組みを使いながら、福利厚生の制度を設計し、企業からスタッフへ使えるポイントをカードで付与するタイプの福利厚生サービスです(動画がわかりやすかったです)。

スタッフはスマホのアプリから

  • 福利厚生の制度

  • 自分が使えるポイント数

を確認できるので、有意義かつ、効果的に福利厚生を利用することができます(実際に利用率も高いそうです)。

オンラインセミナーでカードに魂を込める東原さん

みなさんご存じ東原編集長は、本業としてmiiveのセールスマネージャーをしており、私も1年ほど前に説明をしてもらいました。第一印象はすごくよかったです。

しかし、当社では未導入です…。
今回は「SaaSオタクの私が、使いたいのになぜ導入していないか?」という点を解説してみたいと思います。


miiveを導入していない5つの理由

紹介を受けてから約1年、私の頭の中で常に「どうしようか…」と悩み続けているmiiveについて、導入していない5つの理由を書いてみます。

1. 会津若松でクレカ決済できる店舗が少ない…

miiveを紹介してもらった当初、在籍型出向研修「マワレ」でおなじみのメタルファーマシー川野さん『miiveで福利厚生しながら「地域貢献」できる』という話をしており、とてもすてきだなと思いました。

しかしながら、我らが地元会津若松を見てみると、よく行く定食屋やラーメン屋、そば屋などでは、「現金 または PayPay」のみの会計というパターンが多いんです。クレカが使えるお店は、セブンイレブンなどをはじめとしたチェーン店と一部の個人店さんばかり…

*メン活にも「決済方法」欄があるんですよ(気づいてました?)

地域貢献のために福利厚生を導入したのに「全国チェーンへの逆誘導していしまっていた」なんてことになっては笑えないので一旦立ち止まることにしました。

*当社と同じ悩みの薬局さんもあるようですね…

2. (説明を受けた時は)利用料が割高に感じた

当初説明を受けたときのシステム利用料は「カード決済額の10%」。福利厚生を使うのに1割増しで払わなきゃいけないの?と割高に感じました。

*現在は利用料金は定額らしいのでこちらは解消しているようです(スタートアップなので料金体系もその時々で試行錯誤されてるっぽいですね)。

3. 現金決済との併用ができない

miiveはSaaSなので、ブラウザ上の管理画面で福利厚生制度を設計できて付与ポイントまで決められるのはとても良いのですけれど、現金と併用してポイント管理することはできないそうです(管理できるのはクレカ決済分だけ)。

1の理由(地元の個人店で使いたい)もあり、現金を抜きにクレジットカード決済のみで制度設計をすることにハードルの高さを感じ、導入に二の足を踏んでしまいました…。

東原さんにも伝えたよ!!(笑)

こんな感じで、現金と併用できて福利厚生の上限管理もできるのであれば、即導入するんですけどね(現金利用も含めた「福利厚生の制度設計SaaS」のイメージが田舎だと理想)。

4. 薬局は小売り業なので、レジに現金がある

福利厚生などで清算するときに、現金で清算しますが、薬局は店舗にレジの現金があるため、少額であれば精算が容易です。

現在当社で運用している福利厚生については、以下の方法でほぼ清算できています。

スタッフが利用 → レジで出金処理 → 清算

主任さんがやってくれるやつです

小売店あるあるなのかもしれませんがコストをかけずに清算できてしまうのは、サービス導入に対して慎重になる原因になりました。

5. Slackだけ見ればOKじゃなくなる?

現在は福利厚生の決裁はすべてslack上でやっているので、「slackだけ見れば最低限OK」となっています。

参考)当社の学び手当「本読むべ」のSlackワークフロー
結構つかってくれてる?

システムが増えることで、

見る場所が増える → 疲れる → 誰も見なくなる

BYARDなどもslackに通知が送られるしね

といった現象になることが嫌かなぁと思いました。 miiveから決済&決裁→slackへシェアとかできたら最高ですね。

それでも導入を考えるお悩みポイント

悩むからには、miiveを導入して解消したいポイントも存在していまして(いわゆるペイン)、そちらも3つ書いてみます。いや、ほんとに悩ましいんですよ。

1. 福利厚生の管理がめんどい

福利厚生の金額やら、上限のカウントなど、管理が正直めんどくさいです。

福利厚生の記録は保管されているけどさ

効率的に、わかりやすく管理できれば、ほかにもにも福利厚生のやり方はいろいろあるんでしょうけどね…。現状だとは今の形が精一杯かなと思います。

miiveの管理画面(ホームページより)

2. 福利厚生の効果測定ができていない

管理がめんどくさいので、どの福利厚生が何回、どういった人に使われているのか?なんて情報も正直管理できていません。

福利厚生を行うことで、スタッフのみなさまが前向きになったり、よりエンゲージメントが向上するような施策になればよいのですが、効果があったのか?どうなのか?という点は、現状の運用方法だと把握がむずかしいと思います。

3. 福利厚生の充実が難しい

金額も回数も管理が出来ていないので、よく言われる「充実した福利厚生」という社内制度を現状のやり方で構築するのはきびしいです。

たぶん単純に拡充するだけだと、制度ハックする賢い人と、何もわからず使わない人にわかれるアンフェアな形になるんじゃないのかなぁと心配しています(「クーポン型福利厚生あるある」らしい)。

「こういったことにお金を使って欲しい」という企業の要望がストレートにスタッフのみなさんに伝わって、うまく使ってもらえる、そしてみんなハッピー!みたいな福利厚生の仕組みがあると良いんでしょうね。

おわりに:どうして今福利厚生なのか?

昨今、注目を集めている「人的資本経営」や「従業員エンゲージメント」といった言葉には、「働く人々を重視する」というメッセージが込められています(たぶん)。

また、企業が持続可能な成長をするためには、スタッフが安心して働ける環境を整えることが必要で、福利厚生も以下のような理由で、重視されるようになるのではないかと思います。

  • 少子高齢化社会では、生き残りに採用競争力が必要
    以前から言っていますけど、少子化=労働人口の減少です。今後薬局として生き残っていくために、若い子が入りたいような企業にしていくことが重要ですよね…。

  • 給与を上げるよりもコストが軽い
    給与を上げると所得税が課税されますが、税法で定められた範囲で行う福利厚生については経費扱い(=非課税)なので、単純に給与を上げるよりも、使い勝手の良い福利厚生を作る方がコスパが良いです(社会保険料も対象とならない)。

  • 生産性を上げるにはエンゲージメントが高い方が良い
    エンゲージメント(満足度や積極的な参加を指す言葉)を高く保てるのであれば、その方が組織運営上良いことが知られています。企業とスタッフの双方良しな状態にするのが理想なんでしょうね。

miiveは、東原編集長の推しサービスだし、在籍型出向研修「マワレ」亮太さんがやっている「今日の広報」でなじみのある薬局さんが導入していて絶賛しているので、検討に値するサービスかなと思います。

「良いかもしれないな…」と思いながらも、「上手く使えないサービスを導入すべきじゃない」というブレーキも働き、福利厚生方面は引き続きお悩み中です。もし、スタッフみなさんから「こういったものが良いんじゃないか?」というご提案をいただける場合は、ぜひ参考にしますので気軽に提案してください。お待ちしています。

最後に、miiveさん!
現金とカード決済を併用してポイント管理できるようにして欲しいです!(そしたら導入します。笑)

おまけ:東原さんの連絡先

ちなみに、もし「miive」が気になったという方がいましたら、東原さんまでご連絡を〜

東原 圭佑
Mail       keisuke_higashihara@miive.jp
X(旧Twitter) @higashi_pharma

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