見出し画像

■■あいき黒歴史■■ 薬歴と腱鞘炎と私

みなさん、こんにちは。くすのき薬局の飯塚です。
私も気が付けば入社19年目、40歳を超えて白髪が目立つようになってきた今日この頃です。

ユウヤさんのnote読みました!
とことん追及する姿勢!ここまでくると圧巻ですね。ここまでなにかに入れ込むことのない自分からすると尊敬しかありません。

そして、見覚えのある写真がでてきましたね…


さてさて。今回はあいきの黒歴史ということで、入社当初の鬼薬歴業務について暴露していきたいと思います(怒らないでくださいね!…と相談役にも予め念押ししておきました)。


■ 終わらん、終わらんぞー

あれは入社間もなく、まだ紙薬歴だったころ。
入社当初から、けやき薬局で勤務していました。

当時のけやき薬局は、社長、副社長、私という薬剤師3人体制!!しかも月4,000枚くらいありました。(あれ?薬剤師数足りなくない?あ、眼科門前だから枚数的には2/3になって、セーフだったのか。)

とにかく業務時間内に手書きの薬歴を書き終える事が出来るはずもなく、毎日家にお持ち帰り(今のご時世だとコンプラ的にアウト!ですよね…)。

うぉぉぉぉぉぉぉ!!(イメージ画像です)

常にかばんの中は薬歴でいっぱい。夜な夜な薬歴書きに追われ腱鞘炎に…。毎日2時間くらい書いてたかな?そして、それが終われば翌日の洋典さんからの質問攻めに備えての予習…睡眠時間は毎日3時間。

いやー若かったですね、23,24歳のころ。我ながらよく耐えた!!と思います。

こちらはリアル画像(1998年の洋典さん、若い!)

ちなみに洋典さんは、よく「正月は奈緒子先生と温泉にダンボール箱持参して薬歴書いてた(笑)」と言っていました!!仕事人ですよね。

■ 電子薬歴になって喜んだけど??

時は過ぎ、会喜でも電子薬歴を導入!(2006年)
ボイス入力も可能となりました。「やった、楽になる」と思ったのも束の間、ここでまた問題が発生!

今まで紙だから持ち帰りが出来ていたものが出来なくなる=薬局で終わらせる必要がある…(今からすると当たり前のことなんだけどさ)。

ボイス利用者といえば中村さんかな(イメージ画像です)

そして、当初は業務時間内に薬歴やっていると怒られたんですよ。
「患者がいるだろう、どこ見てんだ!」と。「患者さんを第一に」という点で理解はしていましたけど、よく考えると薬歴も一応は業務ですよね?(相談役も率先して薬歴やっている今では、ありえないですよね。笑)

なかなか大変でした、いやー大変でした。

■ 薬歴残業上等!

今まで持ち帰りが出来ていたものが出来なくなったということは、そうです、薬局でやるしかなくなったんです!(本来の姿ですけど)

患者さんが途切れた後、または早朝早出勤の始まりです。
私は全く追いつかないので、毎朝6時過ぎに出社!ちょっと気を抜くと驚くようなスピードで薬歴が溜まるんです。思い出しただけでもぞっとする。あの頃多い日は1人で80件くらい投薬する日もありました…

サイヤ人だったころの私(リアル)

途中から薬剤師4名体制になりましたが、施設が入ってきたり、内科の応需も本格的に始まったりで、あまり状態が解消されたとは言えなかったような…、管理者としては、売上増加は評価へ繋がる部分でしたので嬉しかったですけど、今考えると戦闘民族みたいな考え方をしてましたかね??

体力もあったし、たのしかったんですよね。

ただ、それに不満があったわけではなく、ただただやるべきことをこなさなければという使命感だけでした。一人暮らしでまともに朝食など作るはずもなく、毎朝コンビニでパンと缶コーヒーを購入し、眠い目をこすりながらパンをかじりハンドルを握りしめる日々。時々開催される朝マックの会がお気に入りでした(笑)


◇ Musubi has come !!

そして時は経ち、2017年に導入されたMusubiの影響で、驚くくらい薬歴にかかる時間が解消され、しかも内容は充実!

1件90秒くらいですね。

手書き薬歴の頃と比べれば、次回への申し送り事項も見やすくなっているので、きちんと時系列での把握がしやすくなり、何より咄嗟の添付文書の検索もとても楽になりました。

週次の集計ですけど、そんなにたまっていないでしょ?

薬歴の為に残業をすることもほぼ無くなったのですが、まだ0にはできていません。透析のタイミングなどで一時的にたまるのはショウガナイと思っており、それを当日中に片付けるのは今のところ無理なのです( ;∀;)

先にも述べましたが、機械音痴な私は始め薬歴が変わることにも抵抗を持っていましたが、これほどまでに業務効率に影響するかということを日々実感しています。

◇ おまけ:在庫管理もIT化

また、薬の流通が悪い状況が続いているので、発注の取りまとめ役の私の元にも連日、社内から「この薬の流通はどうなってんですか?早く代替薬を探して!」という問い合わせが多数押し寄せています。

AI在庫機能が導入され、どんどん状況把握、検索、発注も行いやすくなっているので、とても助かっています。あとはもっと使いこなす力をつけることですね(課題です)。

需要予測から発注の推奨が出てくるのも楽ですね。

IT音痴の私はどうしても周囲からすると周回遅れになりがちですが、そこは周りの人に救いの手を求めながらがんばって行こうと思っております。

黒歴史1発目の鈴木先輩も言っていましたが、なんとか機械化の波についていけるようがんばっていきたいと思う今日この頃です。