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■■あいき黒歴史■■ 紙に埋もれて・・・

こんにちは、ひのき薬局の鈴木です。
祐樹さんより突然「うちの黒歴史をシェアしてー!」とリクエストされて困惑ぎみですけど、とりあえず書いてみることにしました。

まだ、けやき薬局とひのき薬局しかなかった2001年入社の私としては、ここ最近の社内のIT化が急激に進んだのは隔世の感があります。昔やっていた仕事を振り返ると、とにかくなんでも「紙ベース」。紙でのやり取りが当たり前で、それが当然と思っていました。

そんな一昔前の、今では「へぇ~」っと思える黒歴史をご紹介していきます。


■昔のひのき薬局では・・・

もはやなつかしいですね…

当時のひのき薬局は、事務2人、薬剤師2~3人と今と比べると半分以下の人数でした。

事務2人を、AさんとBさんだとすると、

Aさん 患者さん側担当
➡ 処方箋受け取り、入力、レジ打ち、OTCの対応、お茶出し
Bさん 調剤室担当
➡ お茶出し、紙薬歴準備・記入、裏打ち確認、薬袋記入、ピッキング

このように、(今思うと)とてつもない業務量を1人で担っていました。と言っても、当時を知らないスタッフが大半になっていますので、もう少し詳しく説明しますね。

薬歴

薬剤師が腱鞘炎になったと噂の紙薬歴

電子ではなく紙薬歴のため、現在のようにレセコンを入力すると勝手に反映するのではなく、誕生日ごとに整理された薬歴棚から患者さんごとの薬歴を見つけて、そこに処方内容を手書きで記入していました。

薬袋記入

全部手書きで記入していました(これはまだ経験者も多いはず) もちろん、薬剤師も手書きで記入するので、大変だったと思います。

日々の業務の中で、恐ろしいことに、患者さんの顔を見るとその患者さんの生年月日を思い出し、処方箋の入力が終わる前に準備し、お薬を拾い始められるというワザも習得していました。(今は無理です…覚えていないです。)

元号はもちろん平成(ひのきの薬袋は建替えでもうないのでけやきので)

レセプト

当時のレセプト請求も紙請求。月末、月初の仕事は、通常よりも大変でした。月末の業務終了後に、まずレセプト請求する当月のレセプトを紙で印刷。(印刷にも相当な時間がかかっていました)それを、社保・国保の決まった請求順に並べ替え、1枚ずつ入力に間違いがないかの確認を行います。

事務が2名しかいないので、新人さんとのペアの時には、自分一人ですべてのレセプトを確認するため、業務終了後にしか見ることはできず、21時超えはザラでした。

新人さんもやることがあり、高額処方の処方箋コピーをレセプトに添付しなくてはいけなく、高額該当の患者さんの処方箋を引っ張り出し、ひたすらコピーをして、薬剤師の調剤が薄いと、「調剤印をもう一度押してください」と押してもらって再コピーという業務もありました。

社内連絡

今は、クレドやアクシデント、目標なども電子化されていますが、当時のこういった社内文章も紙(&FAX)でのやり取りだったのです。。

特に大変だったのが、アクシデントレポート(旧 ヒヤリハット報告書)でしょうか?

記入する書式もWordで、そのマスにはまるように文章を作成しなくてはいけなかったですし、作成したものを、店長に記載してもらい、他店にいる専務や社長にアポイントを取り、用紙を持って行く。もしくは電話で連絡をしてFAXをし、記入してもらうというスタイルでした。

押印して全店回覧(FAX)

アクシデント(ヒヤリハット)が発生してしまい、ただでさえ凹んでいる気持ちに拍車をかけるように、上長たちのお言葉でまた凹んでしまったり…と、負のスパイラルにはまりそうな日々だった記憶があります。

そんなこんながあった過去を、「こんなこともあったんだよー」っと楽しく笑いながらはなせるのは、今が快適になっているからだと思います。

◇ それが今では・・・

機械がたくさん・・・

それが今では、薬歴は電子薬歴になり、薬袋も印刷になったので、レセコンを入力すれば、薬歴も薬袋も勝手に反映されるだけでなく、一包化している機械やひのき薬局ではD-シェルフというピッキングマシーンのもデータが飛ぶなど、超IT化薬局となりました。詳細は↓

レセプト請求も、返戻などの事前対応準備はありますが、オンライン請求となり、あらかじめチェックもかかるため、残業も以前のようなことはなくなりました。

レセプトの進捗管理もBYARDにしようと言われていますし。。

クレポやアクシデントなど報告書なども、slackを利用して申請できるようになったので、とても進化しているなーと感じます。

slackワークフローで申請して、Notionで事例を蓄積!

逆に「IT化が激しすぎて置いていかないで~」と、叫びたい日がある今日この頃です。がんばってついていこうと思います。

分からないことあったら、「そんなことも分からないの~!?」と言わずに、優しく教えてくださいね(涙)