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クレドカードをリニューアルしました

みなさん、こんにちは。
けやき薬局の馬場(き)です。

みなさんご存じの通り、クレドカードのリニューアルを行いました。

カードの印刷も完了し、残すは9月4日の「全社向け勉強会」のみとなりました。今回は、新しいカードの内容と表彰制度などの変更点をお知らせいたします。


新しいクレドカードについて


見た目はあまり変わらないかもしれませんが、内容はかなり変更されています(デザインは中島さんに感謝!)。

構成が変更になっています。

(おさらい)意見の募集もしましたよ

寄れば文殊の知恵とも言いますし、slack上で意見を募集し、条文を修正するという工程を入れました。全部で20件弱のご意見を実名、匿名を合わせて頂き、文章もより良くなったように思います。

たくさんがご意見をいただけて嬉しかったです。

重複したり、検討後に戻したりもしたので、頂いたご意見の採用率は80%くらいだと思います(せっかくなので極力採用するよう努力しました!)。

具体的な変更点


詳細は9月4日の全体勉強会で詳細を説明しますが、ここで概要をお伝えしますね。

① Mission, Vision, Valueの表記をシンプルに

当社は地方の薬局ですので、「横文字だと理解しにくい」「単語の意味が分らない」というご意見をごもっともと捉えて極力横文字を減らしました。

横文字カッコいいけど、伝わらないと意味ないからね。

Mission:わたしたちが成すべきこと
Vison :わたしたちが目指す姿
Value :会喜らしくあるための行動指針

という風に各種の言い換えを2年目管理栄養士の上法さんが考えてくれました! Credoとか、Outcomeとかは、もう単語として代替不能でしょうがないのでご勘弁くださいね。

② 「社訓」→「創業者の想い」

「社訓」というものが何なのか分からないというスタッフが多いので、もっとイメージしやすいように「創業者の想い」という風に見出しを変更しました。

こちらの内容は変わりません!

古参のスタッフのみなさまには、読んだ時に創業者の洋典さんの顔が思い浮かぶと良いのかなと考えています。

③ 「従業員との約束」→「双方の約束」

「従業員との約束」の項目はほとんど見ないし、日常で活用したことがないという意見があり、「企業の約束」と「スタッフの約束」という2パートの構成に変更しました。

クレドスター★4-5の要件にも組み入れました。

カードの条文として使いやすくて、よりポジティブな職場環境にするにはどうしたらよいか?という側面で、クレドチャージの佐藤大夢さん が考えてくれました。

義務と権利じゃないですけど、双方でがんばっていこうという構造です

クレドスター表彰制度では、以下のようになる予定です。
 ★4 スタッフの約束 を活用してサポート
 ★5 企業の約束 を活用してサポート

④ 「最初の3STEP」の追加

STEP.01 まずは挨拶から
  プラス笑顔で一言、「相手を思いやる言葉」を添えましょう。
STEP.02 ちょっとしたおせっかいを
 「おせっかいかもしれませんが…」くらいがちょうど良いです。
STEP.03 やると決めたら最後までやり切る
 逃げない、やめない、妥協しないで行動しましょう。

新入社の人がクレドカードというものにハードルを感じる場合もあるようなので、取り組みやすい項目があった方が良いという意見がありました。以前のクレドカードでも「Basic Point」という心がけ的な項目があったので、3つ程度の取っつきやすい項目を作成することにしました。

「まずはここから」的な項目ですね~
「最初の3STEP」やればValueフィットできる!

患者さんへの応対をイメージして作成されているようですので、ぜひ意識してやってみてください。原案の作成は、ひのき薬局店長の石川さんです。

⑤ 「行動指針」の全面改訂

Valueの各項目の違いが分からないと指摘されることがあったり、書いていなくても大切だと言われている内容があったので全面改訂しました。

12個→9個になりました。
〇は運用しやすくするための区分けとして、マークしてありあす。

興味・関心を持つことから始まる
相手や物事の背景(ふくみ)を知るために、雑談・観察して、耳を傾けることからはじめてみよう。

良いサービスも、薬剤師による介入も、目の前の相手にそもそも興味・関心を持っていないと成り立ちませんし、何も知らないと何もできないよねという話がありました。旧クレドのまごころの半分くらいですね。

見てみぬふりをしないとか、寄り添うとかのベースは興味・関心です。

迷ったら親切な選択を
どうしようか迷ったら、一歩踏み込んで親切で温かい行動を選択をしよう。身近な人へ接するように対応できたら100点!

「どうしようかを迷ったら、親切にしなさい」という指導はよくなされていますし、当社のクレドに基づいたサービスで以前から求めている方針ですね。旧クレドのまごころの残り半分くらいですね。

「おせっかいくらいがちょうどよい」の基です。

覚悟が結果を決める
腹をくくって決めたことは徹底的にやり抜こう。やる気しだいで想像以上の結果になるかもしれません。

「決めた後はやるしかない」というのは、良く相談役が言っていますし、能力の優劣よりも最後はやる気なんて話も耳にしますね。

亮太さんも「あしたの薬局」で腹括りしましたね!笑

田舎と向き合う
「知り合いの知り合いはだいたい知り合い」です。いつ誰に見られても良いように、敬意を忘れず誠実で裏表のない態度を心がけて。

我々は田舎の薬局なんだという自覚を持つことが重要ですね。150人の知人がいると仮定すると、10万人都市で「知り合いの知り合い」に出会う確率は10-20%!(150×150×重複率0.1-0.4で想定)

うちは田舎の薬局ですからね。

正速美
仕事は正しく、速く、美しく。間違っても、お待たせし過ぎても、汚くてもダメ!テキパキ動いて試行錯誤する余裕を持とう。

口に入るものを取り扱う以上、間違いなくお届けすることが最初で、早く、きれいにも重要な事柄ですね。

入社年次の古い社員ほど懐かしい単語かも?

ちゃれんじ
現状に満足せず、日々の試行錯誤が大切です。小さな一歩を踏みだすことで、モチベーションは後からついてくる。

大人になっても小さな一歩(半歩でもよい)ので、何か取り組んでみましょ。目標にも項目あるし、「おとな ちゃれんじ」推奨中です。

世の中は勝手に変わるので、現状維持は緩やかな退化らしいですよ。

アウトカム志向
得たい成果はなんですか?行動はそれに結びついていますか?結果を評価するのは相手なので、必要に応じて代替案の提示を。

自分の行動で患者さんのどういったアウトカムを改善したいのか?を考えていないと、目的と目標が混同したり、無駄な行動が増えたりするので、何が重要かをよく考えて行動しましょう。

アウトカムはサービスの受け手側からみた結果や成果のことですね。

オープンシェア
情報・知識はみんなで共有したほうが速いし正確に伝わり、質の向上につながります。知らないなんてもったいないよ。

slackやBYARDを使うのも、この辺の理由が大きいように思います。個人情報は別として、仕事の仕方や工夫は気軽にシェアして、誰でも必要な情報が取れるようにするのが良いですね。

マワレもある意味オープンシェア!

お気軽マインド
提案も改善も相談も指摘も気軽にしよう。でも、間違えてしまったら、早めに訂正・修正しよう。お詫びも忘れずにね。

とりあえずやってみる的な気軽さを持つことが、腹をくくるのとセットだと良いような話がありました。気軽に始めてまじめにやってみて、ダメなら方向転換しましょうよ。

腹をくくって撃沈することは、望ましくないからね!

以上、新しくなった行動指針でした。 一覧の左側ほど取っ付きやすいかな?と見直し委員会では考えていました。

表彰制度などの変更点


当社ではクレドの運用に表彰制度なども絡めているので、条文がある程度まとまった段階で、以下のディスカッションペーパーを作成して、見直し委員会内で相談をしました。

概ね了承いただいたので、規程を変更する方向で現在最終確認中です。なので、規程の変更点を紹介します。

① 規程の名称が変更

今回のクレドカードの変更に伴い、表彰制度の規程も見直されました。

クレドスター表彰制度運用規程
 ↓
クレド運用並びに表彰制度規程

クレドに関する社内規程に変更になりました。

② クレドスターの該当要件が変更

今までは、★3以上は「影響力の有無」という評価基準でしたが、より具体的に何をしたら良いかを明確にするようにしました。

評価される報告書も変更になったよ!

★数を増やすためには、クレドコミュニケーション(クレドを活用した事例の振り返りなどのスタッフ間コミュニケーションの報告書)を行わなければならないので、以前あった項目の「影響力」は担保されるだろうと考えました。

③ 年度表彰の変更

年度表彰に選ばれる可能性がある事例は、クレポ(他者報告)とクレドセルフィ(自己報告)の2種類と限定しました。

報告書増えすぎ問題が起きないとよいですけど。。

他にも、1年間だとどうしても期初の事例が期末に忘れてしまうらしいので、4半期ごとに良い事例をノミネートしていく方式に変更する予定です。

Notionで作ってみた!

まとめ


以上が、クレドカードと制度の変更点です。みなさんの力を合わせて、「会喜っぽい」サービスを提供し続けるために、新しいクレドカードをうまく活用していただけるとうれしいです。

自社の強みをきちんと認識して、より良い薬局を目指していきましょー

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