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miive導入にともなう(事前)福利厚生サーベイの結果を大公開

みなさん、こんにちは。
けやき薬局の馬場(き)です。

上の記事で書いた通り、「miive」 を導入して福利厚生を拡充するに当たり、サーベイを実施しました。3ヶ月後、6ヶ月後にも実施予定ですけど、とりあえず事前調査結果を公開します。


サーベイ詳細


実施方法  SmartHRの従業員サーベイ
実施期間
  2024/11/06 〜 2024/11/20
対象    薬局のスタッフ54人(育児休業中等のスタッフを除く)
質問数   18問
回答率   100%

ご協力ありがとうございます!!

サーベイを実施する理由

当社のような中小企業の場合、毎年何十億円も利益を上げる大企業よりも余剰予算が少ないので、福利厚生にしてもなるべく効率的に運用する必要があると考えています。

福利厚生を拡充した結果、エンゲージメントなりパフォーマンスなりが向上するのか?最近流行りの「人的資本経営」を実践する一助になるのか?という効果検証を行うためにサーベイを実施して比較することにしました。

「人的資本経営」とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。

経済産業省 人的資本経営 ~人材の価値を最大限に引き出す~

少子高齢化・人口減少先進地域の会津若松市 では、今後優秀なスタッフを継続して獲得していくことや、その後も成長機会を提供し継続的に働いてもらえる環境作りを行うことが、組織継続・成長のために必要不可欠だと考えています。(何回も言っていますけど)今働いている世代が数年後に直面する避けて通れない課題ですので、採用競争力・離職抑制という観点でポジティブな効果があれば、今のタイミングで福利厚生を拡充するのは有効かなと考えています。

簡単にいうと

「人不足倒産しないような生き残り戦略を考えるのに、福利厚生をうまく使いたい」です。

福利厚生サーベイ


では、質問ごとの結果について見ていきましょう。

1. あなたは、過去3ヶ月以内に会社の福利厚生を利用したことがありますか?

中小企業なのでそんなもんかな?

2. 福利厚生の利用頻度はどのくらいですか?

質問1と見比べて、3ヶ月に1回使わない=ほぼ利用しない ですね

3. 現在提供されている福利厚生サービスをどの程度知っていますか?

思ったより知られてはいる?

4. 福利厚生サービスの情報は簡単に見つけられますか?

Notionにまとめてるからか、だいたい正規分布ですね

5. 現在の福利厚生の制度は分かりやすいですか?

普通だそうです

6. 福利厚生サービスについて、より多くの情報や説明が欲しいですか?

もっと情報量はあった方が良いのかな?
むしろ何が足りないか教えて…

7. 福利厚生サービスの申請や利用手続きは簡単ですか?

普通だそうです(その2)

8. 福利厚生サービスがワークライフバランスの改善にどの程度役立っていますか?

ワークライフバランスには、あんまり関連していない?

9. 福利厚生サービスが会社への帰属意識にどの程度影響していますか?

福利厚生があっても、帰属意識にはあんまり関係しないのね。

10. 福利厚生制度の充実度が、あなたの長期的な勤続意欲にどの程度影響していますか?

勤労意欲にはポジティブなんですね?!

11. 福利厚生制度全体が、あなたの仕事への熱意や貢献意欲にどの程度ポジティブな影響を与えていると感じますか?

質問のニュアンスで結果が変わるのは面白い

12. 福利厚生サービスが同僚との関係性の向上にどの程度役立っていると感じますか?

圧倒的中間感(偶数選択にしたほうが良かったかな?)

13. 福利厚生サービスを使うことで、クレドカードの「双方の約束」について企業からサポートされていると感じますか?

「双方の約束」は、なるべく守ろうと意識してますからね…

14. 福利厚生サービスがあることで、クレドの理解に役立っていると思いますか?

福利厚生の運用も考えた方が良いんでしょうね

15. 全体的な福利厚生サービスの満足度を5段階で評価してください。

私傷病休暇とかもあるしね。

16. 現在の福利厚生サービスで改善してほしい点はありますか?
(主な回答)

  • 立場関係なく、2人でのご飯にも補助が使えるようにしてほしい

  • 利用の条件や細かなルールなどの周知はもう少し丁寧に行ったほうが良いかもしれません。

  • 限られた人だけではなく、みんなが使えるような福利厚生を増やしてほしい

  • 具体的な改善点はわからないが 子どもがいるいない、家庭があるなしにかかわらず平等であってほしい。

  • 「学びば」のハードルが高い気がするので、細分化してもよいのでは無いでしょうか? 「学びば」に勉強関係が一括されているので、細分化して、利用者がイメージしやすいものにするのはどうでしょうか?

  • 福利厚生にコスパを求めるのはどうなんでしょうか?

  • 制度のわかりやすさ

  • 利用率が分かれば使いやすくなるかも

  • どんな福利厚生があるのか分かるよう、福利厚生一覧があると良いと思います

利用ハードルを下げることが大切なのかも知れないですね。

馬場より

17. 新しく導入してほしい福利厚生サービスや制度はありますか?
(主な回答)

  • 資格合格報奨金 資格保有・更新料の補助 教材取得補助 慶弔金の支給 旅行・レジャーの優待制度 宿泊施設の割引制度 健康維持促進手当 スポーツクラブ利用補助 人間ドック割引(会社で受けてるもの以外) 食事代補助 飲み物代フリー アニバーサリー制度 長期勤務者に対して、特別休暇と旅行代金 大人の習い事補助 妊活・不妊治療費の補助と特別有給 出産祝金 県外出身者の地元帰省の支援(親孝行)

  • リフレッシュを目的とした旅行・レジャーへの補助があるとうれしいです。

  • 健康増進に関する制度はいかがでしょう?(ジム手当、つるマラ手当etc)

  • 以下、おもいつくまま書いてます...  1on1での利用(同性のみ) 社員の健康増進につながるような福利厚生(近隣温泉入浴補助、サ活補助、スポーツ大会参加補助) 頑張った私へちょっとしたご褒美(コンビニスイーツ補助) 部費(登山部、読書同好会、マラソン部、スノーボード愛好会など、社員同士での活動への補助)

  • 資格合格お祝い金 ・レジャー補助 福島県のレジャー施設利用割引 ・県内宿泊割 県内の旅館に泊まるとき数千円補助 ・いい仕事は、いい睡眠から マットレス購入補助 ・いい仕事は、いい運動から ジム利用補助

  • 各店お菓子担当がいらっしゃるようですが、オフィス向けお菓子サービス(お菓子のサブスク)などの利用を考えてもよいのかなと思いました。

  • 旅費補助 知らない土地や文化に触れると知見も深まると思う。

  • 薬の配達などで自分の車を使用する機会が多い。 ガソリン代の請求時期など不透明なので、ガソリン代補助などが簡単に行えるとうれしいかもしれません。

あったら良いなと思う反面、予算が限られているのと、平等性を担保する点が難しいですね。ガソリン代は小分け担当者には支給していますけど、他のスタッフは利用量が把握できないんですよね…

馬場より

18. 利厚生サービスについて、会社に対するご意見やご要望があればお聞かせください。(主な回答)

  • 複利厚生に原資全投下よりも、一定割合の原資は単純にベースアップに回して頂けたら、個人的にはうれしく感じてしまう部分があります。 給与として受け取ってしまうと、収める税金が増えてしまうのは事実ですが、自由度の高い現金が手元に増えることはありがたいことなのです。(複利厚生としての様々な制度があることが当社の魅力だと理解した上での意見です。)

  • カジュアルに使える雰囲気を醸成していくと利用率が上がるような気がします。

  • どんなよい福利厚生も使われないことには意味がないので、金額が少なくても利用率が高い(利用率100%を目指す)少額の福利厚生も導入してもいいかもしれない。 頑張った私へご褒美(300円/月)※コンビニスイーツ購入補助とか 毎月なにかしら福利厚生を使っているという実感があると、エンゲージメントの向上、クレドへの意識も高まるかもしれない。 クレドと福利厚生の結びつきについては意識したことがなかった。 miive導入の記事でも言及されていたが、今後もクレドを意識した福利厚生については、クレドコミュニケーションなどで話し合う機会をもうけてもいいかもしれない。

  • 具体的な改善点はわからないが 子どもがいるいない、家庭があるなしにかかわらず平等であってほしい。

  • 質問なのですが、 udemy、schoo、NewsPicks、colosoなどのサブスクやオンライン学習プラットホームも(学びば)の対象になりますか?

  • 余計なサービス増やせるのであれば 給料が増えたほうがいい

  • 見返りを求めないで自己研鑽を応援できるサービスはできないのかなと。他の人も報告が面倒だから利用せずに自己負担しているケースを耳にするので。

  • 業務内容やプライベートに関することなど、二方面からサポートしてくれる福利厚生が充実しており、非常に内容が充実していると感じます。

  • 福利厚生に関して、各サービスについての説明と利用方法を説明してくれる一覧があると分かりやすくなるのではないでしょうか?できればサービスを申請するところとリンクしているとより利用しやすくなると思います。

  • 各説明があると、より分かりやすいと思います。

昇給と福利厚生の使い分けは記事にまとめてあるので、出来れば社内報を読んでくださいね。それでも納得いかない人は私までDMを。

サブスク系のサービスは、利用状況の確認が企業側から難しいので、福利厚生として補助するのは中小企業では難しいかなと考えています(自己負担がない分、垂れ流しになるリスクが高いのは理解して欲しいですし、中小企業に垂れ流すお金はないです) 。

あと、企業のお金を使うのであればキチンと利用したという証拠(証憑や報告)は”税務上”必須ですね。報告したくないという方は、残念ながら経費として落とせませんので、引き続き実費で。。

馬場より

まとめ


全体を総括すると、福利厚生については「The 普通」というスタッフ皆さんの感想のようでした。果たして、これが「miive」で福利厚生の実施方法を変化させて改善するのかどうか、miiveアンバサダーのがんばりに期待しましょう。

ちなみに・・・

福利厚生を拡充しても、企業にとってポジティブな効果が期待できない場合は、やり方を見直す必要はあると考えています。クレドにも「アウトカム志向」と記載してありますので、企業側の求めるアウトカムが達成できるのであれば、やり方はいかようにも変えることはできると思いますので、ご提案はいつでもお待ちしています。

miiveアンバサダーの取り組みも記事化予定

miiveアンバサダーの取り組みも、12/18に投稿予定ですので、ぜひみなさん読んで、積極的にmiiveを利用してみてくださいね。