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【寄稿シリーズ】会喜地域薬局グループさんをサポートすることが日本を支えること

馬場社長(@meganebouz)からラーメン愛好者向け@taremetabo)のnote…いや、オープン社内報(@aiki_pharmacy)に寄稿させていただける話をいただき、とても光栄です。

私は、会喜地域薬局グループさんのファンです。おおっぴらに言うと贔屓していると思われるので、普段は言っていません。せっかくの機会なので、今日は、その贔屓している理由を綴ろうと思います。

贔屓1:会喜地域薬局グループさんは、Smart相談室の恩人

馬場社長と初めてミーティングさせていただいたのは、2021年7月です。Smart相談室が提供したいと考えていた「調子が悪くなる前に相談することが大切」であることを検証するための無料トライアルを進めていた時でした。告知を開始して、すぐにお問い合わせをいただき、即日アポイントメントの設定が完了しました。

今思えば、「今までにない、よくわからないサービス」にお問い合わせをいただいたことが奇跡です。あのタイミングで、ご活用いただける企業さまがおられなかったら、Smart相談室はサービスを終了していたと思いまます。

今でこそ、何百社、何万人という皆さんに使ってもらっていますが、今の状況があるのは、当時の馬場社長のお問い合わせがあったからです。改めて、命を救ってくれてありがとうございます。

👆はじめて馬場社長に送ったメール。すべての始まりです。

贔屓2:馬場社長の経営スタンス

その後も、Smart相談室の新サービスをリリースする際には、必ずと言って良いほど、新サービスのテストにご協力いただき、その結果を真摯にフィードバックしていただけます。この馬場社長の経営スタンスが会喜地域薬局グループさんを支えていると思います。

多くの経営者の皆さんは、ここまでスピーディーに意思決定をされないですし、リスクをとって試行錯誤されることが少ないように思います。肌で感じるスピーディーな意思決定は、地域包括ケアの流れの中で調剤薬局が果たす役割を見定めながら、一本筋の通ったものであるとも思います。

「薬価改定と診療報酬改定」、「2025年から2040年に向けた人口動態」、「目まぐるしく変わるもの」と、「ゆっくりと訪れる避けられない変化」に対応するためには、馬場社長のような経営スタンスが必要なんだと、勉強させてもらっています。

贔屓3:輪郭がわかる調剤薬局、そして個性的

私のキャリアの中で多くの調剤薬局の方とお会いしてきました。その中で、門前に並ぶ薬局や在宅診療のシステムに組み込まれた薬局、24時間対応する薬局など、機能分担の中でしっかりと特定の価値を提供する薬局の重要性を理解しました。一方で、普段の生活を考えれば、中学校圏内くらいのイメージで「花粉症の薬ってこれ以外にないか聞いてみよ」とか「処方箋出しておいて、後で取りに来させてもらおう」と思える薬局も必要です。

会喜地域薬局グループさんは、地域の皆さんの生活に根差した、薬局としてのひととなりがわかる薬局です。レペゼン会津なことが注目されますが、全国にある「地域に根差した薬局」の中にあっても、その輪郭がはっきりとわかる個性を持たれたひととなりです。そのひととなりが大好きです。そこで働く皆さん全員で作られているひととなり、素敵です!

贔屓4:課題設定がされてる

現在の馬場社長(祐樹先生)は2代目社長で、創業社長のパパ先生(洋典先生)の後を継がれた形です。 

*馬場社長は二代目って言われるのが嫌なのかもですが、ごめんなさいm(._.)m

調剤薬局は、1980年代に医薬分業が始まった後、1990年代に院外処方の政策誘導があって、開設数が増えた業態です。現在、その際の創業者は60代となって事業承継を行うタイミングです。日本の医療の環境も変化もあり、経営面では、さまざまな変化に迫られているはずです。会喜地域薬局グループさんもそんな調剤薬局さんの一つだと思います。

そんな経営環境において、会喜地域薬局グループさんの取り組みは、その取り組みから、事前に課題設定がされており、その課題に対する打ち手を一つ一つ実現されていることが理解できます。

*具体的な内容の一部は下記URLからどうぞ

私を含め、自分たちが置かれている環境の変化や、環境から求められる自己変革は理解できても、その状況に対して、打ち手が打ていないのが常です。でも、会喜地域薬局グループさんは打ち手を打っている。一手打って、また一手、結果を加味して次の一手、とその創造性と決断力、それを実行する組織力には圧倒されます。ミスが許されない薬剤の調整、処方業務を生業としながら、ダイナミックな意思決定や行動を起こせるのは、独自の組織文化の成せる業です。憧れます。

会喜地域薬局グループのみなさん、いい表情してる!

贔屓5:社員さんから患者さん、患者さんが会津地域へ、会津地域から日本

会喜地域薬局グループさんがSmart相談室を使い始めてくださる際、新サービスのテストにご協力いただける際に、社員さんへの愛情を非常に感じます。この段階でうるうるくるのですが、Smart相談室を使っていただいた社員さんがワクワクして日常に帰って行かれることにもっと胸を熱くしています。

調剤薬局という業態だからさらになのかもしれないのですが、社員さんがワクワクして日常に戻られて、その後、患者さんと真摯に向き合われ、寄り添い、ときには一歩踏み込んだサービスを提供しようとされることが想像できるんです。

Smart相談室は企業に働く従業員の方々に使ってもらうサービスです。「従業員の方々」が元気になって、その元気が「従業員の方々の顧客」を元気にする、その結果、日本全体が元気になる。そう考えて日々、サービス提供をしています。まさしく、会喜地域薬局グループさんがその循環を生んでくれているんです!会喜地域薬局グループさんの社員さんから患者さん、患者さんが会津地域に広がって、会津地域から日本全体へ。

全国的な視点で見た場合、会喜地域薬局グループさんは、地域に根差した「かかりつけ薬局」の一つのモデルケースなんだと思います。このモデルケースの発展をSmart相談室を通じてサポートしたいと考えています。また、このモデルケースは、会津地域に関わらず、参考にできることは多いと思います。私自身、興味津々ですが、調剤薬局の経営者さま、調剤薬局の経営に興味のある薬剤師の先生、薬剤師としてのキャリアについて勉強したい薬学生の方がおられましたら、一度、見学に行かれることをお勧めします。あぁ、会津でラーメン食べたい…。

次のフェーズへの準備が必要かも

ここまで書いておきながら、最後に藤田が個人的に感じていることを書いて終わりにさせてください。

仮に会喜地域薬局グループさんが更に規模を拡大され、より多くの価値を提供されるとすると「メンバーのみなさんの気持ち」と「会社の想い」とを一致させる必要があります。

一般的には、組織が大きくなると「会社の想い」をメンバーに浸透させることは難しくなっていくでしょう。もしかすると、これまでよりも熱量が落ちるかもしれません。メッセージ自体を変えなければならないかもしれません。一方、「メンバーのみなさんの気持ち」としては、お仕事内容は理解できても、自分でなければならない理由や自身の成長に会社がどう関わっているのかがイメージできなくなるかもしれません。

そんな状況の中で、調剤薬局という業態の戦略上、店舗数を増やしていく、形態に関わらず患者さんとのタッチポイントを増やしていくという方向性を実現するためには、経営機能とサービス提供の現場が物理的に離れた状態で、あるべき姿を実現していなかければならないはずです。

そう考えると、組織としては、物理的な距離が離れていても、それぞれの組織が独立して、あるべき姿を実現できるような仕組みが必要でしょうし、メンバーの皆さんにしてみると「薬剤師資格があればできる業務」以上に会喜地域薬局グループさんだからできる価値を自ら作り、患者さんに提供していく必要があると思います。

これからも、輪郭がわかる、個性的な組織であってほしいなぁと思います。引き続き、よろしくお願いします。