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二代目経営者が事業承継におけるメリットと制限を考える

みなさん、こんにちは。
けやき薬局の馬場(き)です。

明後日、2024年 4月28日(日)に「25+3周年記念式典」を控え、会社の歴史を相談役にふりかえってもらうインタビューをしましたがお読みいただけたでしょうか?

(なかなか大作で大変でした…)

今回は、そのインタビューをする過程で私が感じた「二代目のメリットと制限」のようなことをつらつら書いてみたいと思います。

想定読者は、当社スタッフ&「〇代目」に悩む同じような中小企業の経営者もしくはその候補でしょうか。この辺の話題は外部の方と話していて話題に登ることが多いので、それぞれ3つずつほど かい摘んで書いてみたいと思います。


事業承継のメリット


自分で創業するより、〇代目の方が有利だなぁと思う点を考えてみます。

① 会社の歴史・ストーリーを引き継げる

自分が創業者ではない場合は、その前には経営者がおり、その経営者が作ってきた歴史や地域や周囲の方々との関係性、ストーリーが会社には存在します。

インタビューで聞いたことを日常で振り返ってみると、今までの蓄積が現在を形作っており、会社の強みとして効いていることが多いように感じます。医療機関や施設との関係性しかり、患者さんとの関係性しかり、会社の雰囲気や文化しかり。

当社における企業カルチャーで考えてみると…

・クレド
・親切で温かい医療という方針
・ややお節介を焼くくらいの薬局サービス
・現場で一人ひとりに真摯に向き合う姿勢
・医療従事者としての自負

会喜スタッフなら当たり前のことなんでしょうけど

といったベースとなるような事柄は、現相談役の洋典さんがひたすらこだわり続けてきた物です。なので、各スタッフがそういった事柄について考える時にも洋典さんの顔が浮かぶ方が多いのではないでしょうか。

私が社長を引き継いだ直後の2021年に上記のような企画PRを出したことも、「相談役の方向性を引き継いでいくことを考えた時の将来展望は何か?」ということを考えた結果のように思います。

担い手が変わっていっても一貫性のあるストーリーを紡いでいけるというのは、事業承継をする楽しさかも知れないですね。(私が0→1するのが苦手というのもありますけど)

② 会社の資産を引き継げる

現実的な話として、事業承継すると既に回っている企業を引き継ぐので、良く目にする創業ストーリーであるような資金繰りや資金調達の苦労がかなり少ないです。

当社のことで考えてみると、私が引き継いだ時点で利益余剰金として相当額が計上されており、財務状態が比較的良い中小企業だと思いました。

洋典さん(相談役)は、交際費の少ない固いまじめな経営者なんだそうです

税理士さんが言っていました!

図書館併設型のひのき薬局のような派手な仕事を社長就任直後に出来たのも、洋典さんが25年間積み上げてきた利益があってこそですね。

いきなりこういった大きな箱を作ろうと思ったり、体力の乏しい創業から間もない会社だと、資金的な負担で難しい面が多いんじゃないかなと思います。。

③ 優秀なスタッフを引き継げる

マワレなどで外部の方と接触することも増えましたが、当社に見学にいらっしゃっていただくと「感じの良い、しっかりしたスタッフさんが多いですね」とお褒めいただきます(みなさん、自信を持って!)。

現在の主任・店長さんは、相談役から教育されて育ってきた私より入社年次が先輩の社員が多いです。自分より会社に長く在籍していて、企業としてのスタンスを理解しているスタッフが多いという点は、二代目経営者のメリットだと思います。

相談役がインタビュー中で悩んでいた姿が垣間見える通り、人を集めて教育して、自社のカルチャーを作っていくという事は、大変な労力が掛かることです。そこがすでに一定の基盤がある状態で引き継ぐことが出来るのは、事業承継の良いところのように思います。

頼りになる諸先輩方

「25+3周年記念式典」で中心になって準備してくれているのも、亮太さん関さん、飯塚さん、白井さんといった2000年代入社のアラフォースタッフですね。

事業承継における制限


今度は、メリットと反対側の制限を感じることもある〇代目について考えてみたいと思います。

① 先代がどう思うか?を考えてしまう

これは◯代目の経営者あるあるかも知れませんけど、「社長だから自分で決めて良い」と言われても、どうしても先代に忖度します。笑

メリットのストーリーを引き継ぐという点の裏返しでもあるので取り扱いがややむずかしいところではありますが、「周囲はどう思うか?」「先代に文句を言われないか?」「今までやってきた事と相反しないか?」といったことが気になってしまうんですよね。

これはスタッフにおいても同じで、社長と先代で意見の相違がないか?という点は気になっている方が多いのではないかと思います。 「社長はこう言っているけど…どうしよう…」みたいなことは、創業社長に比べて起こりやすいのかな?

まぁ、引退して権限はないですし、先代も口を出さないようにしていても、やはり「長年舵取りを担ってきた」という権威はあるので、スタッフからすると判断が難しいんだと思います。

まとめとしては、メリットには裏側の制限もあるという点でしょうか。傍若無人で周囲のことなんて気にしていない様に見える私ですら忖度はするので、「気にしぃな方」には辛いかも知れません。笑

② 外部から同一人格視される

地方なんて狭いので「馬場の息子」で私の場合はたぶん通っています。直接面識がなくても相手から知られていることもありますし、直接話したことはなくても同一人格と見做されて、何とも微妙な対応を頂くこともないとは言えません。笑

特別に先代と仲の良い人を除けば、「どこどこの社長」という立場から同一人格視される可能性があることは、知っておいて良いかも知れないです。当社においても私と相談役の性格がだいぶ違うことは、ちょっと接すれば分かると思うんですけどね。

先代が築いてきた関係性について、良いところも悪いところも引き継いでいくことになるというのは制限のあるところかなと思います。

③ 親子の線引きが難しい

M&Aなどでは該当しないですけど、親子で事業承継する場合はビジネスマンと親子の関係性が絶妙にぐちゃぐちゃになって、大変なところがあるかもしれません。

通常の仕事であれば上司と部下で言い争わないようなことで口論になったりしますし、実際に親子喧嘩で周囲を困らせたなんてことありました。。(反省)

たぶん解決策としては、今回のようなインタビューや対話の機会を持つようにしたり、お互いに一歩踏みとどまる努力をしたりが必要なんでしょう。 親子で関係性が近い分、言い過ぎてしまったりすることが多いように思います。(ふたたび反省)

まとめ


せっかく相談役のインタビューをしたので、引き継いでいくことのメリットと制限についてまとめてみました。親からの事業承継は損得でやるものでもないとは思いますけど、損得で割り切った方が思考がスッキリするということもあるかと思いますので、何かの参考になれば幸いです(え?…何の参考にもならないって?笑)。

地域や人との繋がりがあるということは、地方の中小企業における最大のメリットだと感じていますので、これからも「おらが町を支えていく」ような親切で温かい薬局サービスを目指して頑張っていきたいですね。

おわり。

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