育休と私。「タカハシ、父になる」
お疲れさまでございます。
企画・採用担当のタカハシ(@taremetabo)です!
自身のプライベートを話すのはあまり得意ではなく、ひっそりと過ごしておりましたが、お盆の真っ只中に父となりました(20年来の友人たちにも報告しておらず…ごめんなさい)。
40歳を目前にしての第一子…!どきどきの生活が始まっております。
わが子の誕生まで
周囲のみなさまはご存知かと思いますが、 タカハシはビビりな性格。なので、色々と心配になり過ぎたり、なんちゃら理論・教育等で武装することで妻に不要なロジハラしてしまいそうだったり…。
育児に関するインプットは、ほどほどにしておくことにしました。
…というのは体の良い言い訳で、正直言って子供が苦手ということが先行し、できるだけ見ないふりをしていただけかもしれません。
そんな様子を感じ取ってか、妻が病院で開催されている父母教室を紹介してくれたり、行政の助産師さんのもとに一緒に通いレクチャーを受けてみたりと、(形だけかもしれませんが)わが子の誕生に備えていきます。
気がついたら父親に
ある日の夕食後、妻と買い出しを済ませ車に戻ろうとしたところ、突然破水し、その日のうちに入院に。まだ予定日まで3日以上あるし、初産だし遅れるよな…という安直さを反省しつつ、私は深夜に帰宅。
翌朝、妻へLINEを打っていたところ「無事に誕生しました」と連絡が…!
(感染症の影響もあり立ち合い出産はできずとも)本当になんの実感もなく父親になり、その日の午後に我が子との対面を果たすことになります。
1週間経たずして体調を崩す(自分が)
いざ、始まったわが子との生活。
ぐずる→(妻が授乳中に)ミルクを作る→おむつを替える→あやすで、大体1時間弱。それに加えて洗濯や掃除に各種買い出し…あれ?もうこんな時間じゃん。
退院時に病院のスタッフさんから「これからひと月は地獄よ。かわいいけどね」と、さわやかな笑顔で告げられた理由を身を持って感じ始めます。
出産日が早まったこともあり、この時点では育休には入っていなかったタカハシ。仕事や課外活動等のイベントも何個か重なり、睡眠不足からか体調を崩してしまいます(10数年ぶりの喘息発作)。
社会人になりたての頃は、半年に1度は高熱を出して休んでいましたが、ここ10年ほどは大きく体調を崩すこともなく(崩すにしても休日)、とくに有休も使わずにやってきました(あしたの薬局もシフト休に撮影)。
まさか、こうも簡単に体調を崩すとは…。門前CLの駐車場にて、景色が後退したときには、自分が弱っていることを実感しました。
(どうやらPレンジにギアを入れる前にエンジンを切ってしまい、ブレーキペダルから足を離したところ、ゆっくり下っていたようです)
そんな最中に、妻からかけられた言葉
感動的な展開を予想した方がいたら残念。 追い打ちをかけるような一言が飛んできます。
今、考えてみると…(特に配食事業の管理を引き継いでから)いつ仕事をしていようが、いつ課外活動で不在にしていようが、文句のひとつも言われたことがなかったので、よっぽどだったのでしょう。
自身に余裕がなく、反応して、言い返してしまったことを反省しました。
そして パパ育休へ
身を持って感じる産後クライシス。
出産が母体にあたえるダメージは、交通事故(全治2ヵ月)レベルだとも。そんな状態にも関わらず「よっしゃ、育児しようぜ!」と、突然、生まれたばかりの赤ん坊を渡されても対応はむずかしいですよね。
自分に置き変えて考えてみたら、「は?このおんつぁ!わが事故さあって運ばっちゃばっかだべ!」とブチ切れる自信があります。それなのにも関わらず「やれている」と勘違いしていた痛い自分。
また、妻の立場からすると、当たり前にこなしていることがほとんどなのにもかかわらず、「あれって、こういうことで合ってるよね?」「これやったよ!」と、都度確認したり、報告をしていたのではないかと思います。
そりゃあ、イラっとしますよ。やっていることが、より負担になっているのですから。
仕事においては、決して全体像の把握は苦手なことではないはずなのに、準備をあまりにしてこなかったことで、タカハシ家の育児オペレーションの全体像がつかめず、こういう結果に繋がってしまったと感じています。
反省ばかりしていられないので…
ここからどう挽回していくか。ただ、そんなに要領がよい人間ではないので、自分なりの(得意な)やり方でやってみようと考えてみました!
よし、次! 社長の社内報にあったように、母乳を出す以外、がんばれば自分にもできる…はず!
ミルクを飲ませることも、おむつを交換することも、泣き叫んだときの対応も、妻が任せてもよいと思えるほどにレベルアップし、妻に自分の時間を作ってもらおうと現在進行形で取り組んでいるところです。
育児はイレギュラーなことが多く、予定通りには進まないことばかり。赤ん坊は昼夜問わず泣き叫ぶし、何度も授乳やおむつ交換を繰り返さなければなりません。ひと息つく時間が取れないことも、大きな負担の一つですよね。
でも、どんなにがんばったとしても、24時間気を張ったままにしておくことも、働きつつ全ての育児をこなすことも不可能に近いじゃないですか。だからこそ、夫婦互いに援助要請し合えることが大切なんだと感じています。
それでも、うまくいかないことばかり
ミルクを飲ませている時間が手持ち無沙汰と感じれば、すぐにslackやXを開き…「目の前の子に集中しておくれ」とフィードバックを受け。
沐浴の際、わが子が喜んでいる姿を見て、より楽しませたくなってしまい…「のぼせるぞ」とフィードバックを受け。
ガラガラをよりキレイな音で奏でたく、奏法を追及している姿(無意識)に…「あなたの探究心を満たすモノではない」とフィードバックを受け。
こんな育休LIFEではありますが、夜中にギャン泣きされようが、おしっこやうんちを引っ掛けられようが、少しずつ…ですが、この日常をたのしめるようになってきた自分がいます。
ここからがリ・スタート
今回の社内報を書くにあたり、こちらのnoteを読んで、いろいろと思うところがありました。
8/24-25と所用で大阪に行っていて家を空けていましたが、たった2日間でも顔付きが変わっているということに気づき、この変化を見ることができなかったことに、なんとなく喪失感を抱いている自分がいました。
今では、一生懸命手足を動かしたり、言葉にならないような声を発したり、私のことを見て嬉しそうにほほえんだり(気のせい?)、日を追うごとに変化していく姿を見ていると、心が満ち足りていきます。
何ものにも代え難いこの尊い時間。先輩パパ・ママから聞くところ「ふり返ると一瞬」と言われるこの瞬間、瞬間を、育休を取得・活用することで増やすことができるって、とても贅沢なことですよね。
最後に
現在、子育てをしている 会喜のパパ・ママ率は 48%(タカハシ調べ)。
疲れた様子をしていると声をかけてくれたり、育児で分からないことがあるときには気軽に相談できる環境に感謝しつつ…これからも新米パパ・タカハシを生あたたかく見守っていただけると嬉しい限りです。
さて、前途の手術もあり“走る”ということを忘れてしまった身体に、もう一度走るという行為を思い出してもらいましょう。運動会でダサいことになる前に。