さどにマワッてきたよ!視察記1日目
どうも、みずき薬局の橋本です。
今回は9/14-16と佐渡へマワレ視察に行ってきましたので、その報告です。初日は私が担当いたします。
今回は管理職が視察へ伺いました(観光じゃないっすよ)。マワレ視察は1月に会津、5月に大阪で、9月(今回の)佐渡で3社目です。
マワレとは↓(おさらい)
すでに佐渡ヘは五十嵐くんがトライアルでマワってくれています。
佐渡に行きたかった
私にとっては初めての佐渡。会津→佐渡は近いようで遠く、今まで行く機会がありませんでした。個人的には焼き物(無名異焼)の産地で一度訪れたいと思っていた場所でありました。それなので佐渡視察のアナウンスが出たときは真っ先に手をあげました(観光じゃないっすよ)。
佐渡視察で知りたい事
今回の視察では以下の点を意識してマワりました。
離島と本土の薬局の違い
さど調剤グループの強み
離島での暮らし
無名異焼(観光じゃん)
出発~佐渡まで
08:30 けやき薬局
当日参加予定だった代表の馬場(き)は、急遽店舗スタッフの欠員により出社することになり、1日遅れの参加となりました。
10:30 新潟港
新潟港でメタルファーマシー組と合流。
川野社長のXはこちら。この日は、着替えを全部忘れてユニクロで購入したそう。
11:30 出港~
行きはジェットフォイルに搭乗!揺れもなく、ほとんどバスみたい。無茶苦茶速くて、1時間程度で佐渡に着きます。
勝手に遠いと思っていましたが、ジェットフォイルを使えば会津から3時間程度です。(意外と近い)
12:40 到着
光谷社長、山城さんのお出迎え。
到着後はお昼においしいラーメンとお寿司をいただきました!ラーメンについてはタカハシさんがメン活で教えてくれるはず。
1店目 佐渡薬品薬局 新穂(にいぼ)
両津港から車で20分ほどで、佐渡薬品本社+薬局に到着
まず本社から(右側の入り口)
両津港に続き、ここにもウェルカムボード(ここからさど調剤グループのホスピタリティーのすごさを見せつけられることになる)。
薬局は、内科の診療所の前の立地。
なんと薬局だけでなく、医薬品卸も併設している珍しい薬局です。それなので医薬品の倉庫もあり、そちらも見学させてもらいました。
調剤された薬を渡すだけでなく、薬局や病院に薬を届ける仕事も行っており、まさに地域を支えていますね。流通の点では佐渡は離島なので、悪天候による便の欠航により予定通りに薬が入らなかったりするようで大変とのことでした。スタッフは天気図をよめるとか(すごい)。
その後は薬局内を見学
佐渡では「さどひまわりネット」という医療機関を連携するシステムがあるようで、それをうまく活用されていました(福島のキビタンネットに近い印象)。検査値や画像なども見ることができるようで、動作も早いのが印象的でした。
普通薬局では処方箋1枚から情報しかないのですが、ひまわりネットを活用することで、医療情報・介護情報など多くの情報が得られるのはいいですね。
薬局としての患者さんに寄り添った工夫も見せていただいちゃいました。
手作りお薬カレンダーや門前診療所との密なやり取りなど、一人ひとりの患者さんにより深く関わっているのが印象的でした。
2店目 さくら薬局 赤泊(あかどまり)
新穂店から1時間弱...佐渡ってでかい
ここでぷち佐渡情報
赤泊店は診療所の門前薬局。薬剤師1.5名、MP(事務)2名の店舗。地域柄高齢な方が多く来局される店舗なので、腎機能チェックに力を入れているよう。
驚いたのはCKDをチェックできるMPさんがいて、検査値をみて薬剤師に確認をしているようです(すごい)。 自主的に腎機能について勉強したようで、その行動力は見習いたいです。
赤泊は地理的にも町から離れており、薬局が重要なインフラの一つだった点も驚きました。そのため食料品や生活用品もおいてあり、薬局が地域住民の生活を支えている場所であるのが印象的でした。
まさに地域薬局!!
3店目 さくら薬局 羽茂(はもち)
1日目視察最後の店舗
赤泊から車で20分くらい離れています。赤泊よりは栄えており、こちらの店舗は病院(日替わりで違う科の先生が派遣されてくる)の門前薬局です。
毎月1回健康イベントを開催しているとのことでした。
最初はイベントを開催してもあまり人数が集まらなかったようですが、回数を重ねるうちに人数も集まるようになり、現在は1度開催すると40名程度集まるようです(すごすぎ)。イベント内容もスタッフ自ら考えていて、面白い内容のものが多かったです。
血糖測定、骨密度測定、整体サロンなど。今月は靴の展示販売をやっていましたよ。
近くに大手DSができたり、高齢化で患者さんが減ったりして、この薬局がなくなったら自分たちの働く場所がないという危機感でイベントを開催するようになったとか (スタッフのほとんどがこの地域出身)。
薬局アワード
2023年の薬局アワードにも参加される店舗です。応援したいですね!
まとめ
さど調剤グループさんは医薬品卸もやり、健康イベントも定期的に開催し、離島の薬局でありながらさどひまわりネットなどの最新の医療連携システムを導入したりして、離島という医療資源の乏しい地域で人々の暮らしを守る、究極の地域医療を実践していました。
当グループとも比較的環境も近く(田舎、日本海側、会津も冬は陸の孤島)、今回の視察はとても参考になる店が多かったです。
以下、今回の視察で特に印象に残った点です。
1.帰属意識が半端ない
社風なのか、離島という立地が影響しているのか、スタッフの薬局への帰属意識が無茶苦茶強いと感じました。何事も自分事としてとらえて行動しているスタッフが多いのは素晴らしいです。会長、社長愛にもあふれていました。
2.自立自走している
光谷社長がおっしゃっていましたが、仕事は他のものに任せているので自分はなにも出来ない(本当かいな?)とのことでした。先代時代からすでにタスクシフトができており、特に社長が指示せずとも会社が回っているようでした。自分で考えて自分で行動できるスタッフがいるのは強いです。
3.おもてなしがすごい
どの店舗にいってもスタッフが快く迎えてくれ、丁寧に説明をしていただきました。帰りには必ず全スタッフがお店からでて送ってくれました。患者さんにも同様な対応をしているのだろうと想像できました。これだけおもてなしがすごいとファンになる患者さんも多そうです(私もその一人)。
4.観光地としてのレベルが違う
佐渡島は観光客が増えていて、PRも上手。海岸沿いにはおしゃれなお店も多いです。海も山もあり、食事も魚からフルーツまでとても美味しかったです。佐渡の海はキレイで、いつまでも見ていられます。海外沿いをドライブしていると、どの景色も絵葉書になりそうなくらい美しい。観光地としての格の違いを見せつけられました。
5.光谷社長の地域の顔役感がエグイ
どこにいっても光谷社長の知り合いがいて、挨拶をしているのが印象的でした。島のみんなだいたい友達といった感じで、ホテルの料理長(後輩らしい)がわざわざ見送りに出てきてくれたりもしてました。まさに地域の人たちの橋渡しをしている顔役といった感じでした(お若いのに凄い)。
おまけ
まじめに視察はしていましたけど、途中に天然記念物のトキを探したり、
たらい舟に乗ったり、
宿根木で、吉永小百合ごっこをしたり、
最高に楽しかったです(2日目に続く)。