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中央台みらい会議への参加 ~街づくりを通して薬局の未来を拓く~

こんにちは。
丸善薬局の島貫です。

今回は、社外活動についてシェアしたいと思い投稿します。私が薬局の営業時間に席を外すこともあるため、活動の理由と内容を社内のみなさんに少しでも知ってもらえたら嬉しいです。

ちょっとだけお付き合いください!


中央台みらい会議


社外活動のひとつとして、数年前から「中央台みらい会議」という団体に参加しています。

のばら薬局のある「いわき市中央台」に住んでいる人たちで集まり、地域づくりをして、より良い街にしていこうという市民会議です。

なぜ会議があるのか?

いわきニュータウン中央台は、急激な少子高齢化を迎えており、これからの街の機能を維持するためにどうしていくべきか?をみんなで考えています。

福島県いわき市の中央、いわき駅より車で20分に位置し、40数年前に振興住宅地として造成された「いわきニュータウン中央台」。現在人口13,000人4,500世帯を抱える一大住宅地であり、小学校3校、中学校2校、高校1校、大学、そして“県立いわき公園”という広大な公園がある自然豊かな文教地域です。

非常に恵まれた環境に整備されたニュータウンにも関わらず、ある程度の教育水準の高さがあったせいか、若者はほぼ県外の大学に進学、そのまま就職し地元には戻らない地域のため急激な少子高齢化が進んでいる状況です。私たちは、その状況に危機感を持つ有志が集まった市民会議「中央台みらい会議」というまちづくり団体です。

中央台みらい会議 2020年インターンシップ

私が参加したきっかけと続けている理由


参加したきっかけ

私が 「中央台みらい会議」 に参加し始めたのは、数年前のことです。きっかけは、薬局の仕事を通じて感じた「患者さん以外の地域の方々と接する機会の少なさ」でした。

薬局という場所は、地域に根ざした存在でありながら、どうしても来局される患者さんとの接点が中心になりがちです。しかし、もっと広い視点で地域の人々と関わることで、薬局としてできることが増えるのではないか …、そんな想いがありました。

たまたま知人を通じて「中央台みらい会議」のことを知り、参加してみると、そこには「地域をより良くしたい」という強い想いを持った人たちが集まっていました。教育関係者、子育て世代、自営業者、議員、高齢者支援に携わる方々、地域で働く方々など、立場は違えど「自分たちの住む地域をもっと住みやすくしたい」という思いは共通していました。

なぜ参加を続けているのか

当初は「地域のことをもっと知りたい」という単純な動機での参加でした。しかし、活動を重ねるうちに、情熱的な仲間たちに刺激され、「地域のために自分に何ができるか」を考えるようになりました。

薬局という立場から見える「健康支援」や「高齢者の生活環境」の課題があります。地域の方々との対話を通じて、「このような点で困っている」「こういったサポートがあれば助かる」といった生の声に触れることができます。これらは、日常の薬局業務だけでは把握しづらい「地域の実際のニーズ」です。

私の実感として、「中央台みらい会議」での活動を通じて地域の人々との関係が深まり、薬局が単なる「薬を受け取る場所」から「地域の一員」として認識されるようになってきたと感じています。

このような関係性は、即座に経営的な成果につながるものではありません。しかし、地域の皆さんと顔を合わせ、日常の暮らしや課題を共有することで、「薬局としての地域貢献のあり方」をより具体的に考えられるようになりました。

(おまけ)営業時間内での参加の理由

基本的な活動は、仕事終わりの19時〜21時や日曜日に行っています。ただし、地域の活動の多くは平日の日中に実施されます。これは、市役所や自治体、地域団体との意見交換、イベントの企画会議、地域課題についての話し合いなど、行政や企業との連携が不可欠なためです。

また、私は「まちづくりは、地域の企業の一員としての責任」という考えを持っています。薬局は地域の人々に支えられて成り立つ存在です。その地域をより良くするための貢献は、薬局の役割を広げ、地域の皆さんにとってより身近で頼れる存在になることにつながります。人と人とのつながりが強まることで、地域の暮らしが豊かになり、そこに住む人々の健康を支える薬局の役割も進化していくと考えています。

そのため、業務時間内でもまちづくり活動に参加する意義があると考えています。もちろん、薬局業務を疎かにすることなく、可能な範囲で調整しながら活動を継続しています。この活動を通じて得られた知見やつながりは、必ず薬局の成長の糧になると確信しています。

直近の活動内容を紹介!


具体的なものがあった方がイメージしやすいと思いますので、最近の活動内容を一部ご紹介しますね。

スマホでフォトコンテスト

のばら薬局の近くにある「県営いわき公園」を題材に、スマホで撮った写真を募集し、フォトコンテストを開催しました。事前に、地域の方々がプロの写真家と一緒に公園内を散歩しながら写真の撮り方を学ぶ機会もありました。

コンテストも大いに盛り上がりました!

⇩コンテストの写真をインスタにUPしたり公民館に展示⇩

ちなみに私も写真に挑戦しました。うーん、ダメな写真例みたくなってますね。。

夜な夜な撮影したセミの羽化(良い年になりますよーに)

のばらスタッフの皆さん、写真の撮り方をしまぬきに教えてください(汗)

市長と地域ふれあいトーク(平地区)

地域代表の1人として、市長とお話しをする機会を頂きました。地域の課題や取り組みについて意見を交わしました。

「広報いわき」に掲載していただきました

ちなみに、中央台には約5千世帯・1万2千人が暮らしています。いわき市の中では4番目に人口が多い地域みたいです。(令和4年時点)

いわきニュータウンで進行中のスマートタウンプロジェクト

いわきニュータウン(中央台)を対象に、「デジタル技術などを活用したスマートシティ」への取り組みを含めたモデル的開発として、官民共創のもと推進するプロジェクトが進行中です。

こちらのキックオフシンポジウムで、地域や団体の代表としてお話しさせていただきました。30代、40代で地域代表を探していたようで、たまたま近くに私がいたことから選んで頂いたようです。せっかく選んで頂けたので、勉強をして頑張りました。

「いわきフラ次郎」も一緒に撮影

詳細は以下のnoteに書いてありますので、ご興味があればぜひご覧下さい!  

最後に


薬局の仕事と並行して、まちづくりの活動にも参加し始めました。まだまだ初心者で、できていない事も多いですが、ご商売をさせていただいている地域に少しでも還元できればと思います。

地域の成長なしに会社の成長は先々厳しいです。
大きなことはできませんが、私たちが地域の課題解決に少しでも貢献できる場面があれば、地域の方々と楽しく交流しながら、積極的に関わっていきたいと思っています。

これからも地域に貢献できる良い薬局サービスを目指して頑張りましょー。

薬局裏のどくだみ草近くに「ナナフシ」がいました(ぜんぜん関係ないけど)

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