相談役と森林セラピーに行った話
お疲れ様です。みずきの五十嵐です。
今回は、洋典さんと長野県まで「森林セラピー」に行ってきましたのでそのご報告です。
お誘いは突然に
8月の頭、洋典さんから電話が来ました。
今まで体験をしたことがないですし、せっかくお誘いいただきましたので、ご一緒させていただくことにしました。
「森林セラピー」とは??
スピリチュアルっぽいという意見もネットでは目にしますが、医学的なエビデンスに基づいた森林浴です(林野庁で森林セラピー基地というものを過去に推進していたようです)。
私も調べてみましたが、森林セラピーはうつ病や慢性疼痛の改善に効果があることが報告されているようですね。
集合、南会津へ
10月3日早朝5時…、けやき薬局に集合。ひのき薬局の施工から洋典さんが仲良くなった 芳賀沼製作 のみなさんもご一緒するとのことで、合流のため南会津へ。
芳賀沼さんはどこに行くにも下道で行かれるそうで、今回も南会津から魚沼市へ抜け、長野に入るルートで向かいました。途中の峠からは素敵な景色を見ることができました。
長野県に到着・癒しの森体験
車に揺られること5時間ほど、長野県信濃町の癒しの森に到着しました。私は雨男なので雨が降りそうなどんよりした天気でした。ガイドの方々と自己紹介を終え、早速「癒しの森体験」に向かいました。
癒しの森体験は、ドイツで保険適応になっているアルゴイ地方の「クナイプ療法」に基づいたものになっています。
散策
森林セラピーは聴覚・味覚・触覚・嗅覚の五感全てを使うことが大切というお話を受け、散策を始めました。
メインコースの御鹿池コースはウッドチップで舗装がされていて、車いすの方やベビーカーの方も散策が出来る優しい仕様になっていました。森の中にはクロモジやニオイコブシなどアロマセラピーにも使われる植物もあり、原木の本来の香りを体験することが出来ました。
沢登り
次はクナイプ(水)療法で裸足になり、敷地内にある沢を登りました。
かじかむほど水温は低かったので、ゆっくりしか進めませんでした。沢から上がり足を拭いて暫くすると温かく感じました。クナイプ療法は感染症の頻度を減らす効果もあるようです。
ボーっとすることも
森林セラピーでは一人になる時間もありました。それぞれが心地よいと思う場所を見つけ、寝転んでボーっとして過ごしました。ガイドさんの手作りお菓子とお茶をいただきました。
体験が終わると同時に大雨と強風が。大雨の中でしたがガイドさんたちは笑顔で手を振ってくださいました。ホスピタリティの高さはこういうところに出るのだと、勉強になりました。
ロッジへ移動、夕食
森林セラピーは、ログハウス泊まるところまで込みのプログラムになっており、地域経済にもいい影響を与えているようでした。
夕食は地元の食材を使った洋食でした。芳賀沼さんが持ってきた国権をいただきました。芳賀沼さんと同行のお二人は滅茶苦茶飲んでいました(2人で1升瓶を2つ空けていました)。見たことのないペースでした。
夜は、ログハウスでゆっくり休めました。
癒しの森体験 2日目
ホースセラピー体験
アファンの森の所有するホースロッジへ行きました。雪丸と茶々丸の2頭がお出迎えしてくれました。2日目も天気が怪しいためさっそく乗馬へ。
手綱ではなく足でバランスをとるのが最初は難しかったですが、馬の歩くテンポや揺れ方に合わせることでバランスよく乗ることが出来ました。
洋典さんも「昔実家に馬がいたことはあったけど乗馬は初めて」とのこと。安定感がありました。
ホースセラピーを体験してみて、言葉は通じませんが乗馬や手入れなどを通してコミュニケーションができるという達成感、充実感があると感じました。
アファンの森散策
アファンの森は、長野県で「日本本来の美しい自然環境を取り戻したい」という思いから始まったプロジェクトで、イギリス出身の作家・環境活動家のC.W.ニコルさんが、荒廃した里山を再生させ、自然豊かな森を蘇らせた場所です。この森は、さまざまな生態系が共存し、動植物が豊かに生息しているのが特徴で、日本の在来種を保護するための活動がされています。
一度「幽霊森」と呼ばれたような荒れた場所になったとは思えないほど様々な植物がありました。アファンの森には、絶滅が危惧されている動植物の65種以上が確認されているそうです。そういった動植物、整備の意図などの説明を聞きながら、実際に森の匂いや触れて感じることで、貴重な体験となりました。
まとめ
2日間にわたる森林セラピーとアファンの森体験は、心身のリフレッシュだけでなく、自然や動植物との関わりを深める貴重な機会となりました。散策中のガイドさんから伺ったアロマに関する知識は、今後の業務にも活かしていきたいと思います。
また、ガイドの皆さんの温かいホスピタリティには大いに学ぶことがあり、非常に有意義な経験となりました。