【寄稿シリーズ】ストレングスコーチとして1年間伴走して見えたこと
みなさん、こんにちは!
ストレングスコーチの かぎちゃんです。この度はせんえつながら寄稿のチャンスをいただきまして、ありがとうございます。
御グループと関わらせていただいて、今度の1月で1年ほど経ちます。これまで個別セッションやワークショップで計20名の社員さんとお話しさせていただきました。ご参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
この1年で感じたことなどをまとめさせていただきましたので、読んでいただけますとうれしいです。
会喜さんの20名とお話ししてみて
私が普段ご担当させていただく企業様とくらべて、やはり「薬局」という事業柄さまざまな専門性&幅広い年齢層の方がいらっしゃった印象があります。ご相談いただくテーマもさまざまで「自分の強みを知る/強みをどう活かすか」を中心に、人間関係やキャリアなどたくさんのテーマでご相談をいただきました。
また最も印象的だったのは、みなさまがお昼休みだけではなく終業後や休日に時間を作ってセッションを受けてくださったことです。会喜さんにおいては強制力をもたない「福利厚生」という範囲内の私のセッションでしたが、みなさまが自発的に時間を捻出されて受講いただいたのが印象的でした。
また、社員数の30%を締める20名もの方々に受講いただいたという事実に、あらためてストレングスファインダーの可能性を感じました。ストレングスファインダーは業務だけでなく、人生にも影響していくものだと私は思っています。
みなさんがいかに普段から時間を工夫して創出されているか、そして「いそがしい」を言い訳にせず一つ一つ実行していく。その熱意と行動力が、目の前の患者様と関わりながら、様々な挑戦・取り組みを果たせる会喜グループさんの強みの一つなんだろうなと強く感じました!
ストレングスファインダーの利用方法(おさらい)
ちょっと受けてみたくなったみなさん!
手順は以下の通りでございますっ!
(1)まずはアセスメントから(所要時間40分)
アセスメント(検査)はGallup社のサイトから購入が可能ですが、もし購入や手続きに不安や手間を感じる方は私までご連絡ください。私の方で購入し、必要情報や受験手順をお伝えいたします。
受けていただくときのポイント
ご自宅などリラックスできる場所で受けることをおすすめします。正確に自分の強みの源泉を知るためには、「こうあるべき」「こうありたい」という回答を避け、現状やこれまでの自分自身を冷静に見つめ「直感で、自分の自然体」で回答することが重要です。
そのため、人の目を気にせずにできるご自宅などで受けることがおすすめです。環境(仕事やライフステージ)に変化があった場合は、その直後よりも少しその環境に馴染んでからの方がおすすめです。
(2)受け終わったら、一通り結果に目を通してみて下さい。
特に上位1位~5位については、推測されるあなたの行動パターンやあなたの強みについて言及されていますので、じっくりと読み、共感できるところに線を引いてみてください。
「そうか、自分はこういう資質のおかげで、うまくやってきたんだな」と自分の勝ちパターンが見えてくると、自分の上位資質に感謝ができるようになります。これがストレングスファインダー上での自己受容ができているという状態です(レポートを読んだだけではそこまで実感しづらいことが多いです)。
(3)ぜひコーチングセッションを受けてみてください!
みなさまは「ジョハリの窓」をご存知でしょうか?
ジョハリの窓とは、自分(自己理解)の側面には以下の4種類があるとされているものです。
ご自身でレポートを読み、振り返ることで気付けるのは、「①開放の窓、②秘密の窓」までです。「③盲点の窓、④未知の窓」まで気付いたり、扉を開いていくためには、他者との対話が必要です。そのために私がおります!ので、ぜひセッションを一度受けてみてください。
上司や同僚の方、パートナー、家族、友人はあなたのことをよく知っていますので、アドバイスも的確かもしれません。
ですが、自己理解は必ずしも自分をよく知るひとと話すことだけではありません。特に「③盲点の窓④未知の窓」を「①開放の窓」に取り込んでいくためには、別の角度から自分を見つめる機会を持つことが重要です。
みなさんの普段の仕事ぶりを何も知らない私と話すことは、抵抗もあるかもしれませんが、みなさんにとっての当たり前が「当たり前ではない強み」として認識される絶好の機会です。
私は「ポジティブ×戦略性×最上志向」を活かしてみなさんの良いところをなるべくたくさん引き出すことを念頭に、セッションを行っています。みなさん必ず見つかります。
「包含×社交性×適応性」からどんな温度感の方ともその場で空気感を作っていくことが好きです。ストレングスファインダーへの理解度が浅くても、そんなに好きでなくても全然大丈夫です。明るい空気感を心がけておりますので、ぜひ安心してお声がけください(ちなみにこれまでのキャリアは主に人事・採用でした)。
(4)自己理解を深めながら、他者にも目を向けてみましょう
年齢、経験、背景がバラバラな方が集まる職場では、自己理解を深め、それを相手に伝えていくことが重要です。そして自分の資質に感謝できるようになると、自然と他者の資質にもアンテナが向くと思います。
なぜなら、自分が「これのおかげで人生成功してきたんだ」というものは、自分と同じように他の人にもあるからです。
ストレングスファインダーを通じて自己理解が深まると、自分にあう情報、やり方を選んでいくことができるようになります。
もちろんそれらからも発見はありますが、あまりそれが有効でない方もいらっしゃいますよね。なぜかというと、資質がみなさんバラバラだからです。
表に出る行動だけでなく、資質と絡めて理解する。そしてそれを自分だけでなく、他者にも広げていく。それが橋本さんが前回書いてくださった山登りの例でいう、他の人の山登りの方法を知ることです。
他の人の山登りの方法を知れると、まず、自分の得意なやり方だけがすべてではないと知れます。業務の捉え方も変わってきますよね。そして、「誰かに依頼したい」「あの人ともっとこんな人間関係を築きたい」というときにも、相手の登り方を知っていると、やりやすいですよね?
なので、これらをお互いに共有する会も非常に重要です。それがワークショップです!具体的にどう進められていけそうか。それを現在、みずき薬局さんの皆様と一緒に考えながらトライアルを進めております。
うちもやってみたい!という他の店舗さん、とりあえず受けてみたい!というみなさんも大大大募集ですので、Slackよりお声がけください!
強みを業務へ活かすには「シーンごとに資質の発揮を自覚する」
最後に一番重要ともいえる、理解できた強みを業務へ活かすには、セッションを一回受けただけではいきなりできません。受けた後は、
ことがスタートです。1ヶ月間、毎日職場で意識してみてください。
患者さんと話すとき、誰かに仕事を教えるとき、トラブルが起きたとき、初対面の人に出会ったとき、何かを皆で決めなければいけないとき、めちゃくちゃ忙しいとき…
日々の具体的なシーンで自分の資質がどう出ているか、これを人に説明できるレベルまでぜひ把握してください。把握なしに「あらゆる場面で強みを自覚的に発揮する」ことは難しいです。
まずはシーンごとに自分の強みを把握し、どういうときに強みとして出ているのか、どういうときに弱みとして出ているのか。1ヶ月間、可能な限り観察してみてください。
強みの例としては
弱み使いの例としては
「弱みの対処」が浮かばないことも多いですし、それが大きくなると「悩み」や「克服すべき課題」になります。それらはぜひセッションでご相談ください。一緒に見ていきましょう。
2回目以降のセッションは30分でもOKです。(セッションの基本時間は60分ですが、ご希望時間にあわせられます!)頻度としては、2週間~1ヶ月間隔で受けていくと効果的なのでおすすめです。
終わりに
以上、会喜さん×ストレングスファインダーについて、この1年を振り返りながら書かせてもらいました。
ストレングスファインダーは、会社の成果を出していくために、従業員という「人」にフォーカスしているアセスメントです。みなさんの業務が、仕事時間が、日常が、そして人生が良くなっていくことを目標に作られています。それが会社の結果につながっていくという考え方に拠ります。私も会喜さん×ストレングスファインダーでさらにみなさんが輝き、成果につなげていけるよう、これからも関わらせてもらえたらと思っています。
寒い日と、そして何より皆様にとっては大変な年末が待っていると思いますが、くれぐれもお体にはご自愛くださいませ!ぜひ、強みを活かして乗り切っていただけたらと思います!心より皆様の人生を応援しています✨