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尺皿10枚ミッション

どうも、みずき薬局の橋本です。

今回は「シン・ひのき薬局で使う器を作ろう!」の進捗を報告します。ミッションの内容については、以下を読んでみてください。

作ろう

例年、軟弱な私は冬は粘土を触りません。なぜなら超寒いから。

アイスクリームみたいに冷たい粘土を触っていると、頭がキーンとなります。しかし、今年はそんなことも言っていられません。オープン社内報で宣言してしまった手前、できませんでしたでは済まないのです。

会津の極寒の間もかじかむ手を温め、「1枚、2枚…」と四谷怪談のお岩さんのように数えながらお皿を作成しました(粘土が凍り、作ったものがダメになった日もありました)。

そして、ついに完成ました!
お願いされた尺皿(30cm)10枚が完成しました。あとは焼くだけです。

8枚しかないけど、2枚はすでに焼いてあります

焼こう

尺皿は自宅の窯には入らないので、知り合いの陶芸家さんの窯の隙間にいれて焼いてもらう事になりました。しかし、それでは1回に1枚しか焼いてもらえません。シン・ひのき薬局完成の7月まで間に合うのか微妙です。

そんな私に朗報が飛び込みました!

陶芸家さんが窯を修理することになり、その「試し焼き」をするので1回窯を貸してくれることになりました(ラッキー)。私の窯の10倍くらいの容量があるので、尺皿も余裕で入ります。

その話を聞いて、小物を含めて100点以上の器を作りました。兄が飲食店を始めたので、頼まれた器も一緒に焼いてもらうことになりました。

徳利も作ったよ

尺皿や徳利など、100点以上の器を寒さの和らいだ3月の中旬に焼いてもらいました。あとは完成を待つだけ。

陶芸で一番楽しいのはまさにこの時です。イメージするのは100%理想的な焼き上がり。しっとりと色気のある焼き上がりを想像し、ひとりニヤニヤしていました。

想像のAさん:これ橋本さんが焼いたんですか!?
橋本:そうだけど
Aさん:すごーーーい!
橋本:そんなことないよ(もっと褒めて)

なんて、考えたか考えていないかは置いといて、焼き上がりを楽しみに待っていました。「焼成(しょうせい)」が終わって窯が冷めた頃、陶芸家さんから連絡が入りました。

焼き上がり

陶芸家さんから一言
「橋本君、釉薬(ゆうやく)溶けてないよ」

…ユウヤクトケテナイ?
しばし絶句。状況が飲み込めません。

釉薬(ゆうやく)とは、主に陶磁器や磁器などの陶磁器製品の表面に塗られる、化学的な組成を持つ液状の材料のことです。陶磁器の表面を保護し、美しく装飾する目的で使用されます。

(ChatGPTより)
一見大丈夫そうですが…
表面はガッサガサ

なんということでしょう、釉薬が溶けておらず表面はザラザラ、とても使用できる感じではありません。頭の中でドラクエのセーブが消えた時の音が激しく鳴りました。

終わった…

原因

失敗の原因は単純に釉薬の配合ミスです。私の場合釉薬は自作しているのですが、本来Aという材料を使うのに誤ってBという材料を使ってしまったのです。そして急な焼成でもあったのでs普段は行う試し焼きをしないで、ぶっつけ本番で自作の釉薬を使用してしまいました。

その結果が…

というわけでやり直しで〜す

はたして尺皿10枚ミッションはシン・ひのき薬局ができるまでに完成するのでしょうか(たぶん無理?)。



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