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棚卸の季節です。

くすのき薬局西若松店の飯塚です。
今年もちょうど折り返し地点を迎えました。早いですね。

7月といえば、会喜地域薬局グループの決算月です。それに伴い7月31日に毎年恒例の棚卸を実施します。

そこで、初めての方もいらっしゃるので、棚卸の目的と注意点についておさらいしたいと思います。

棚卸の目的

飯塚です、始めますよ?

在庫の正確な数量を把握

帳簿上の在庫数量と実際の在庫数量を照合します。利益を確定させるために必要です。「在庫=現金」ですので、在庫金額を適切な水準に保つことは資金繰り面で大切です。

商品の品質、状態の確認

医薬品などの品質をチェックして、患者さんに出せる状態であることを確認しましょう。

不動在庫の解消

期限切れの把握と廃棄、期限切迫品の有効利用は大切です。数量を数えるだけでなく、期限チェックも同時に実施してください。医薬品の廃棄=現金を捨てているという意識を持ちましょう。

ここは気をつけようポイント

高額薬の過剰な在庫

高額薬は抗がん剤などの特定の人しか使わない薬剤が多いですかね。Musubi AI在庫管理を利用してからは、需要予測の10日前に発注がかかるので大きな問題はないと思いますが、「欠品注意」フラグの立てっぱなしなど過剰在庫に繋がるものがないかを発注時に見直してみてください。

当月必要ないものは、発注予約で翌月へ繰り越すなど一工夫しましょう!

不要な薬剤の返品依頼

「その薬、本当に在庫しておく必要はありますか?」と自問して、思い切って返品を検討してもよいでしょう。棚卸時期は卸さんにお願いしやすいです(返品は基本的に納品後3~6か月以内が該当です)。

無理を言っての返品は避け、あくまでお願いする姿勢で行ってください。

自分たちだけが良いという姿勢は良くないですね〜

過度な在庫圧縮は✕

在庫を圧縮しすぎて患者さんに迷惑をかけることは避けましょう(そもそも品薄な状況なので、回転在庫を絞る必要はないです)。

在庫管理は、過剰在庫と機会損失とのバランスやでー

患者さんにとって棚卸なんて薬局の事情は関係ありませんので、在庫不足で迷惑をかけて、薬局の印象が悪くなってしまったら本末転倒ですよね。くれぐれも棚卸に注力し過ぎて、患者さん対応が疎かになることが無いよう気をつけてください。

業務へ負担なく棚卸をするために

棚卸は計画的に

今は在庫管理システムで自動で調整ができますので、在庫の確認→システムの反映は、7/31にやる必要がないです。今日はここ、明日はあっちなど棚ごとに計画を持って行うようにしましょう。

患者さんが履けた終業前や、朝掃除をしている時間が在庫が動かないのでおすすめです。

みんなで手分けをしてやろう

1人で数えるより、2人で数えた方が早いです。みんなで協力してワーッと数えるとあっという間に終わると思いますので、業務の都合をつけて空いている時間に協力しながら在庫を数えてください。


以上、棚卸に向けての「心構え」と言いますか、気をつけていただきたい点について記載しました。みなさまの日頃の努力により、よいサービスの提供ができていると思います。

期の締めくくりをよい状態で迎えるためにも、棚卸をしっかりと行い一年を締めくくりましょー!

以上、飯塚でした!

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