ひのき薬局で 「ねえ、カチャカ」
みなさん、こんにちは。
けやき薬局の馬場です。
リニューアルしたばかりのひのき薬局に家庭用自律移動ロボット「カチャカ」をテストで設置してみました。「何それ??」という方が大半だと思いますので、まとめてみます。
以下、公式ページも見てみてね。
「カチャカ」?
Preferred Robotics という企業が2023年5月に発売した家庭用の自律移動ロボットです。できることは、人や障害物を避けながら「シェルフ」と呼ばれる棚を運ぶことです。
なぜ購入したのか?
このロボットを購入した理由は、「大学生の頃からの付き合いの居合の後輩に頼まれたから(謎)」です。開発側に転職したエンジニアさんからおススメされて「薬局で使えるかも?」と思った次第ですね(ミーハー)。
↑Membersの欄に載っているので、どの人か探してみてね。笑
ちなみにオンライン通販で買えます
Amazonや楽天で購入できます。
こんな感じで動くよ
実際にひのき薬局2階でテストしてみた動画を見てもらった方が機能的には理解しやすいですね。百聞は一見に如かず。
ちなみに、この時は引越し前後で場所がなくて2階でテストしましたけど、落下する恐れがある場所での運用はあまり推奨されていないみたいです。(段差検知機能でちゃんと階段を避けるものの、本体は10kgくらいあるので落ちてくるとたぶん危ない)
ひのき薬局で設定・設置してみた
実際にひのき薬局で設定・設置してみたので、どんなことをしたのか?を報告します。
1.マッピング
カチャカを使うには、動かすフロアでマッピングをする必要があります。
① お片付け
マップを上手に作成する準備 という説明があるので、床から物を片づけたり、ドアを開けたり、照明をつけたりします。
② カチャカがうろうろする
自動でカチャカがうろうろ動いて、壁などをセンサーでスキャンしてマップを作製します。
③ 上手くマップにできなかった所を手動で追加する
ひのき薬局はwifiの電波が悪いのか、広すぎるのか、途中で自動スキャンを終了してしまったので、タブレットのアプリでカチャカを操作して手動でマップを作製します。
2.進入禁止などの処理をする
行けるのか、行けないのかよく分からない場所があるとカチャカが迷うので、進入禁止エリアを指定します。
① 棚も机があってもマップ上で通れそうに見えるところを探す
カチャカ目線と現実のギャップを埋めてあげる作業のようです。
② 侵入禁止エリアを指定する
右上の+⇒進入禁止エリアの指定、でひたすら追加していきます。
3.シェルフの場所と目的地を指定
① シェルフの置き場所を指定します
アプリのTOP画面から家具を追加するを選択すると追加できます。シェルフの下にバーコード?がついていて、それでカチャカは識別しているようです。
② 目的地を設定します
シェルフを運ぶ先を目的地として指定することができます。適当に設定しておいたので、必要な場所などあればひのき薬局で運用しながら設定をしてみてください。
ipodとipadにそれぞれアプリを入れておいたので、お盆休み明けから使えるはず。。音声認識もしてくれるので、「ねえ、カチャカ。〇〇を〇〇に運んで」と口頭の指示も出せますよ。
こんな感じで動くよ(その2)
設定したので実際に動くかテストしてみました。
玄関からシェルフを持ってきます
玄関へシェルフを片付けます
まとめ
こういう新しい技術が使えるのか?使えないのか?は正直すぐには分かりませんけど、世の中は日進月歩で勝手に進んでいくので、田舎の中小企業の当社としては「遊び心を持って色々試してみる」ことが大切なのかなぁと考えています。
薬局でこんなことに使えるかな?
何に使えるかなーとちょっと考えてみました。
カート代わり
調剤⇔一包化の運搬
監査⇔交付の運搬
調剤室⇔その他への運搬
備品ストック→呼んで補充→片付け
移動式ゴミ箱
待合室で何か載せてくるくる(宣伝?)
移動式本棚
ぜひ現場で面白がって積極的に使って頂いて、こう使いたい! こう使ったら便利だった!などありましたら、私に教えてください(けやき薬局は狭すぎて置けない・・・)。